WiMAXフォーラム日本オフィスは3月12日、日本でのWiMAXの普及推進に向けた活動を強化するため日本オフィスの体制を再編し、関係各企業、機関・団体との協力関係を拡大すると発表した。
WiMAXフォーラムは、相互運用性を持つWiMAX製品の認定と普及を目的とした、530社(2008年3月12日現在)の会員企業からなる産業主導型のNPO法人。2007年に引き続き、齊藤忠夫代表、小檜山賢二副代表、庄納崇副代表のもと、技術・制度ワーキンググループ、マーケティング・ワーキンググループ、認証ワーキンググループ、地域ワーキンググループの4つのワーキンググループを設置し、2007年から幅広い活動を展開する予定だという。
技術・制度ワーキンググループでは、モバイルWiMAX普及の阻害要因になりうる規制上の問題を明らかにし、国際基準との整合を図りながら、日本でのWiMAXサービスの普及促進に貢献するための活動を展開する。マーケティング・ワーキンググループは、WiMAXの普及を図るための積極的なマーケティング活動を実施。認証ワーキンググループは、WiMAX認証ラボの開設に向けた活動を展開し、地域ワーキンググループは、2.5GHz帯で割り当てられた10MHz幅の地域バンドで展開されるWiMAXサービスを、主に技術的な側面で支援する活動を推進するという。
関連記事
- KDDI陣営、モバイルWiMAX展開へ本格始動──新社名は「UQコミュニケーションズ」
ワイヤレスブロードバンド企画は3月3日、161億5000万円の増資を2月28日付けで完了し、新社名を「UQコミュニケーションズ」とすることを発表した。 - 「WiMAXが日本の社会インフラになるよう頑張る」──ワイヤレスブロードバンド企画 田中社長
ワイヤレスブロードバンド企画は12月21日、2.5GHz帯での特定基地局開設計画の認定を受けて会見を催し、モバイルWiMAXサービスを平均3200円程度で提供することを発表。同社社長の田中孝司氏は「すばらしいクリスマスプレゼントをいただいた」と笑みを浮かべた。 - WiMAXの特徴と推進活動の様子を紹介――WiMAXフォーラムの沖中氏
モバイルコンテンツフォーラム主催の「mobldec2007」基調講演では、米WiMAX Forumボードメンバーの沖中秀夫氏が次世代無線サービスとして期待されるWiMAXの最新動向を紹介した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.