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“相手の声が聞こえない”などの不具合を改善――「W56T」「W54S」「W54SA」の最新ケータイアップデート
KDDIは、KCP+端末「W56T」「W54S」「W54SA」の4度目となるケータイアップデートを公開した。音声通話時に相手の声が聞こえない、カメラ起動中にリセットするなどの不具合を改善する。
KDDIは3月27日、東芝製「W56T」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製「W54S」、三洋電機製「W54SA」のケータイアップデートを公開した。KCP+端末のアップデートは今回で4回目となる。
今回のアップデートでは、W56T/W54S/W54SAの3モデルで発生する(1)の事象と、W54SAで起きる(2)の事象、W56TとW54Sで発生する(3)〜(5)の事象を改善する。
- 音声通話において相手側の音声が聞こえない場合がある。
- データフォルダやmicroSDの操作中に電源がリセットする場合がある。
- カメラを起動中に電源がリセットする場合がある。
- 特定の操作を行うと節電状態に移行しない場合がある。
- 特定の電話番号が遠隔ロックの有効番号リストに登録できない場合がある。
(1)の事象は、音声着信の音量設定を「OFF」にして電源のオフ/オンを行うと、1回目の音声通話で事象が発生する可能性がある。(4)については、カウントダウンタイマーやストップウォッチを電源/終話キーで終了した場合、発生する可能性がある。なお、事象が発生した場合は電源のオン/オフで解消する。(5)では、番号付加設定で市外局番メモリに設定した市外局番を含む電話番号の場合に発生するという。いずれの事象もデータの消失や損傷の恐れはない。
アップデートの所要時間は、W56TとW54Sが最大10分、W54SAは最大35分。なお過去に公開されたケータイアップデートを実施していない場合でも、今回のアップデートを適用するとすべての事象が解消される。ただし2月8日に発表されたW54SAの不具合は、ケータイアップデートでは解消できないため、別途、KDDIからユーザーに対応方法について連絡する。
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