ユニークなケータイキャリアのCM、その効果は?
携帯キャリア各社のCMは、趣向を凝らしたユニークなものが多い。ネプロジャパンが行ったケータイCMに関する調査によると、CMを見て店頭でパンフレットをもらってきたことがあるという回答が3割を超えるなど、CMがその後のユーザー行動につながっていることが分かる。
ネプロジャパンとネプロアイティは3月28日、「ケータイCM」をテーマした調査結果を発表した。調査は3月7日と8日の両日、ケータイサイト“ザ★懸賞”上で実施したもので、有効回答数は4498人。
携帯電話各社のCMについて、「好き」と回答したユーザーは66%にのぼった。分かりやすいかどうかについては、分かりやすいと回答したユーザーは45%、分かりにくいと回答したユーザーは21%となり、比較的分かりやすいと考えられていることがうかがえる。
また、CMを見て何か行動したことがあるかどうかについては、「店頭でパンフレットをもらってきたことがある」が32%、「店頭へ商品を見に行った」が24%、「購入・機種変更をした」「ネットで検索をしたことがある」がともに16%となった。「特に何もしない」という回答は44%で、半数以上が何らかの行動をしたことが分かった。
記憶に残っているCMは、「好きなタレント/有名人が出ているもの」が25%、「動物が出ているもの」が23%で上位となった。CMのイメージキャラクターが分かるかどうかについては、「全部分かる」が23%、「8〜9割は分かる」が19%となっている。「半分は分かる」の19%、「半分以上は分かる」の18%を含めると、約8割のユーザーが携帯電話各社のCMを大体把握していることになる。
見たいと思うCMについて自由回答で聞いたところ、「料金や割引プランが明確なもの」「物語になっているもの」「他社との比較でどこに強みがあるのか分かるもの」「携帯の機能が分かりやすいもの」といった意見が多く挙がったという。
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