ニュース
日テレ、ワンセグで巨人戦ナイター放送を延長――サイマル解除に伴うトライアルで
改正放送法の施行に伴い、4月1日からワンセグの非サイマル放送が可能になったことを受けて、日本テレビが実験的に巨人戦のナイター放送を延長する。5月からのナイター中継の10試合ほどでトライアルを行う予定としている。
改正放送法の施行に伴い、4月1日からワンセグの非サイマル放送が可能になったことを受けて、日本テレビ放送網が実験的に巨人戦のナイター放送を延長する。
日本テレビの久保伸太郎社長が、3月24日の定例会見で明らかにしたもので、延長放送は5月からのナイター中継の10試合ほどで実施する予定。関東ローカルのみの対応となり、あらかじめ延長放送に対応すると日本テレビ側で決めた日に試合が放送時間を超えた場合、最大21時54分までCMなしで展開する。
ほかにも「ストライク・ボール・アウト」(SBO)の字幕スーパーの画面表示を拡大したり、イニングインターバル時などに地上波でCMが流れる際に、ワンセグでは独自映像や音声を流すなど、地上波放送とは異なる形で放送する予定としている。
日本テレビでは同実験を通じて、番組の監視やマスター業務などの技術面を検証する予定。また、久保氏はSBO表示の変更などがスポンサーや広告会社、一般視聴者にどう受け止められるかなど、検証すべきテーマは多いという見方を示している。
関連記事
- “ワンセグ×ケータイ”で生まれる新サービス
日本テレビが、放送を支えるさまざまな技術や取り組みを披露する技術展示会「デジテク2008」を開催。ワンセグを使ったクーポン配信やワンセグ切り出しシステム、“読むワンセグ”など、携帯と放送の連携が生み出すサービスのデモを展開した。 - 日本テレビとACCESS、ワンセグ放送波を活用したデータ送信技術を開発
- ワンセグデータ放送で特典映像配信 日テレなどが実験
- ワンセグデータ放送でコンテンツ視聴権を配信――日本テレビら3社が共同公開実験
- NTTドコモと日テレ、ワンセグからクーポンを配布する広告実験を実施
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.