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ドコモとソフトバンク、対馬で国際ローミング対応機を利用する場合に注意を喚起

NTTドコモとソフトバンクモバイルが、対馬とその沿岸地域で国際ローミング対応端末を利用する際、電波の状態によって国際ローミング料金が適用される場合があると注意喚起した。

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 NTTドコモとソフトバンクモバイルは、長崎県の対馬とその沿岸地域で国際ローミング対応端末(世界対応ケータイ)を利用した場合に、電波の状態によっては海外の携帯電話事業者の電波を使って通信してしまう可能性があることを明らかにした。

 長崎県対馬市は韓国からも距離が近く、天候などの諸条件によっては、ドコモのFOMA端末やソフトバンク3G端末が、韓国内でW-CDMAサービスを提供している事業者の電波を受信してしまう場合があるという。この状態のまま電話やメールのやり取りをすると、韓国から通信したと見なされ、国際ローミング料金が適用されてしまう。

 対策として両キャリアは、2つの方法を推奨している。1つは接続先がドコモやソフトバンクモバイル以外の事業者になっている場合、画面にその旨が表示されるため、ネットワークを手動に設定してドコモやソフトバンクなど、正しい事業者を選ぶ方法。もう1つは国際ローミング利用登録を解除する方法だ。後者を選んだ場合、海外旅行などに同端末を持ち出す場合は再度利用登録をする必要がある。

 ドコモのFOMA端末では、過去に何件かこうした事象が起こったことがあるという。ソフトバンクモバイルでは、こういった現象が発生したことはないとしているが、今後も絶対にないとは言い切れないため、注意を促している。

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