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声で文章作成──らくらくホンプレミアムの「音声入力メール」を試す(1/2 ページ)

国内の携帯として初めて、音声で文字を入力できる「音声入力メール」機能を搭載するらくらくホン プレミアム。「意外に使えるぞ──」と思える、この機能のコツを富士通のらくらくホン プレミアム担当者に聞きながら試してみた。

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 “ハイエンドらくらくホン”「らくらくホン プレミアム」に、国内携帯として初めて音声で文章を入力できる「音声入力メール」機能が搭載される。

photophoto らくらくホン プレミアム
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 音声入力メールは、マイクに向かってしゃべった音声を音声認識サーバで解析し、認識した文章を文字として入力してくれるもの。文字入力が苦手なユーザーはもちろん、ある程度携帯での文字入力に慣れているユーザーも、ちょっとした文章の入力となるとやや時間がかかることはある。そのような場合も含めて、かなり簡単かつ迅速に文章を作成できるのが特徴だ。

 音声の認識は、メールの件名か本文の入力画面で「カメラ/音声入力メールキー」を押すと有効になる。あとはそのまま通話するように構えてしゃべるだけ。認識準備が済むと、発信音とともに振動で通知してくれる。

 サービスの利用料金は月額210円(初回契約日から30日間は月額使用料無料)、音声認識のためのパケット通信料はパケットパックなしの場合、5秒間の入力で約10.5円/回となる。パケ・ホーダイなどのパケット割引サービスはもちろん適用可能である。


音声入力のコツ

 音声の入力は最大30秒間有効。富士通によると、文章の区切れとなる「て・に・を・は」でひと呼吸しながら、“気持ち”はっきり発声すること、そしてやや長い文章の時は「今日は天気がいいので、お茶でも飲みに行きませんか。」くらいの1、2センテンスずつ入力していくのがポイントのようだ。

photophoto 音声認識モードのナビゲート画面。端末を耳に当てたままでも発信音や振動で「準備完了」を知らせてくれる

 しゃべり終え、そのまま少し待つ(決定キーを押してもよい)と、ドコモの音声認識サーバ(アドバンスト・メディアの音声認識エンジン採用)と通信が始まり、認識された文章が本文欄に表示されるという仕組みになっている。

 音声の入力は、慣れないと「いかにも音声入力してます」というような不自然な発声になりがちだが「普通の速さでしゃべっても意外に大丈夫」(富士通)のようである。だれかと通話、あるいは留守番電話にメッセージを吹き込む場合と一緒──。こう思うと恥ずかしさは軽減するかもしれない。

 認識された文章に誤りがなければそのまま「本文を確定する」で完了。誤認識していた場合は、左右キーでその部分にカーソルを合わせると表示される「変換候補」から選んで修正できる。

 「“て・に・を・は”でひと呼吸」すると、認識サーバ側で文章として認識しやすくなる以外に、「。 、 ! ?」などを修正時に入力しやすくなる。文章の終わりや区切れを表す句読点やクエスチョンマークなどの認識はまだ苦手とするようで、その部分は「_(アンダーバー)」で示される。その修正変換候補に「。 、 ! ?」などが表示され、容易に修正できる工夫がある。もちろんこの変換候補から選ぶ以外にダイヤルキーによる手動入力や再度音声を入力して修正してもよい。

 さらに音声で次のセンテンスを入力するなら「音声で入力する」を選ぶ。音声認識は通信状況にもよるが、2秒ほどの音声入力時で10秒ほどかかる。短い文章を何度も音声認識させると余計に時間がかかり(パケット定額のパケ・ホーダイに加入していない場合は、パケット通信料もそれだけ必要)、長すぎても誤認識してしまった修正箇所が増え、全部やり直しともなりかねない。そういった意味で認識させる文章は「1、2センテンスずつ」ほどがちょうどよいようである。

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photophoto 認識された音声は文字としてメール本文欄に記入される。誤認識した箇所も修正変換候補から選んで修正できる

 なお、らくらくホン プレミアムには挨拶・連絡、ビジネスなどのカテゴリから選べる定型文例もたくさんあり、よく使う自分用の文例を作成して保存しておくこともできる。

 例えば、音声認識しにくい漢字の個人名、さらに他人がいるところで発声しにくいと感じる項目などを「○○の△△××です。お世話になっております。」──のような定型文として作成し、定型文と音声入力を組み合わせながら使うとさらに便利に使えそうだ。

photophotophoto 定型文をうまく活用すると、より迅速にメール文章を作成できるかもしれない

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