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カシオ計算機、ソフトバンクモバイル向けに端末供給か
一部新聞などが「カシオ計算機が今秋にもソフトバンクモバイルに端末を供給する」と報道した。カシオ計算機とソフトバンクモバイルはノーコメントとしている。
共同通信社を始めとする一部新聞などが「カシオ計算機が携帯電話端末の供給先をソフトバンクにも拡大する方向で調整している」と報じた。カシオ計算機は、日立製作所との合弁会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズで端末開発を行っていることから、日立製作所もソフトバンクに端末を供給する可能性があるという。
これに対してカシオ計算機広報部では「否定も肯定もしない」と答えた。ソフトバンクモバイル広報部でも「未発表の案件についてはコメントできない」としている。
カシオ計算機は、現在KDDIのauサービス向けに端末を供給しており、海外でもCDMA2000方式の端末のみを手がけているが、2008年下半期に国内でW-CDMA方式の端末事業を立ち上げるべく研究開発を行っている。2005年12月には、米QUALCOMMが持つ通信技術の使用範囲を、すべての3G規格へ拡大するライセンス契約を締結しており、CDMA2000だけでなく、W-CDMA/UMTS方式、TD-SCDMA方式などさまざまな3G端末を、QUALCOMMの特許を利用し全世界で製造販売する権利を取得した。
国内でW-CDMA方式のサービスを行っているのはNTTドコモとソフトバンクモバイル、イー・モバイルの3社。今秋、この3社のうちどこかに端末を供給する可能性は高い。
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