Audienceは5月12日、人間の持つ聴覚メカニズムを取り入れた同社開発の音声プロセッサ「A1010」が、NTTドコモが4月に発売した携帯電話“SH705iII”に採用されたことを発表した。
同社は蝸牛から脳幹を通り、視床、皮質に至る人間の聴覚路を研究することにより、複雑に混ざり合った音を分類、処理する科学メカニズムを製品に取り入れることに成功。同音声プロセッサを採用することで、シャープ製のSH705iIIは周囲の人の声や雑音を抑えるノイズリダクション機能、声を強調するエンハンス機能、側音低減によるエコーキャンセル機能を実現した。
A1010は、雑音の発生源が通話者の周辺環境に存在する場合も、通話の相手側からネットワーク経由で騒音が入ってくる場合も、複数の騒音源を抑制。その結果、ユーザーは騒々しい場所でもクリアな音声コミュニケーションが可能になるという。
関連記事
- ドコモ、年配ユーザーにも使いやすいシャープ製端末「SH705iII」を開発
NTTドコモは3月11日、音声の聞き取りやすさや画面の文字の見やすさなどに配慮したシャープ製端末「SH705iII」を発表した。4月に発売を予定している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.