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とんがったコンセプトに対し、“妙にカジュアル”だったカメラ機能──「インターネットマシン 922SH」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)
“ケータイ”ながら、QWERTYキーボードと横開きスタイルを採用する「インターネットマシン 922SH」。カメラはパンフォーカスの200万画素とスタンダードな仕様だが、こちらも“インターネットマシン”しているだろうか。その写りと使い勝手、新しいカメラ機能を試した。
では、いつもの作例も見ていこう。
見て分かる通り、200万画素の固定フォーカス機ということで、最近のハイエンドケータイカメラと比べるとディテールは描写できていないし、周辺の「流れ」も大きい。そして、ダイナミックレンジも広くはないが、スペックを考えるとそれは仕方ないところか。
ただ、シャープらしい見栄えのする色合いはよい。写真そのものの質より“ケータイの画面で見た時”の見栄え重視というか、922SHの3.5インチディスプレイが屋外でもなかなか見やすく、くっきり表示してくれるので、スペック以上にきれいに見えたりする。これはこれでアリと思える。
次は青空を含めた作例。
白い煙突が白飛びしてしまった。ただ、発色は派手めでそこそこ見せてくれる。
922SHは最大1600×1200ピクセルの写真が撮れるが、ディスプレイの解像度はフルワイドVGAである。せっかくだからワイドで撮りたいという人には「1600×900」というワイドモードもある。
このようにワイドだと上下を切り取った横長の絵になるが、ワイドならではの迫力はある。これなら常用してもいいかも。
マクロはどうか。
マクロ撮影は画面を見ながら、ピントが合う距離を自分で調整しながら撮るべし。3.5インチの大きいディスプレイで確認できるので、こういうときも分かりやすい。
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