調査会社の米Parks Associatesは6月3日、GPS機能付き携帯端末の市場予測を発表した。世界出荷台数は向こう5年間、年率40%近くの伸びを見せ、2007年の約1億6200万台から、2012年には8億3400万台に達する見通しだという。
この予測台数には、携帯型カーナビなどのパーソナルナビゲーション端末(PND)、携帯電話およびスマートフォン、携帯メディアプレーヤー、PDAなどが含まれる。
現在、GPS付き携帯端末の出荷台数の大半を占めるのはPNDで、向こう3年間はこの状態は変わらないと予測。だが2012年までには、携帯電話とスマートフォンが出荷台数の過半を占めるようになるだろうとしている。「今後、GPSは携帯電話の標準機能になっていくが、携帯電話会社がGPSを一般向けの機能とみなし、収益化するにはもう数年かかる」とParks Associates。
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リアルタイムでの情報アップデートなど、GPS独自の機能をアピールすることが、今後の普及に役立つだろうとHarris Interactiveでは指摘している。
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