写真で解説する、ソフトバンクモバイル2008年夏の新サービス
夏モデルの投入に合わせて、ソフトバンクモバイルがソフトバンク版「2in1」ともいえる「ダブルナンバー」をはじめ、「着デコ」「新デザイン絵文字」を提供する。この新サービスの詳細を写真で紹介しよう。
夏モデルの投入に合わせ、ソフトバンクモバイルが3つの新サービスを提供すると発表した。1つは、ソフトバンクモバイル版2in1ともいえる「ダブルナンバー」。2つ目はドコモが提供する「着もじ」対抗の「着デコ」、3つ目はデザインを一新した「新デザイン絵文字」だ。
ソフトバンクモバイルの新サービス導入の意図とその詳細について、写真で紹介しよう。
電話に出る前に用件が分かる――「着デコ」
着信音が鳴っているときに相手の用件が分かる――。これがソフトバンクモバイルの「着デコ」だ。同様のサービスは、ドコモが「着もじ」として提供しているが、「単なる後追いでは芸がない」(ソフトバンクモバイルの孫正義社長)ことから、テキストだけでなく、音や絵文字、動画、画像も表示できるようにした。
着デコで電話をかける場合は、かける相手のアドレス帳を表示した状態でメニューから「着デコ発信」を選ぶ。表示する情報はプリセットのコンテンツから選べるほか、端末内のイメージやサウンドを選択し、コンテンツに合ったテキストを添えることも可能で、最大100Kバイトまでのデータを送信できる。
夏モデルの対応機種は「923SH」のみとなるが、ソフトバンクモバイルでは今後、対応機種を順次拡大する予定。利用料金は、相手に届いたことが確認された時点で発信側に1回10.5円が課金される。なお、同サービスについては2008年1月までのキャンペーン期間は無料で利用できる。
1台に2つの電話番号とメールアドレス――ダブルナンバー
ドコモが提供する2in1をソフトバンク流にアレンジして提供するのが「ダブルナンバー」。1台の端末で2つの電話番号とメールアドレスを利用できるサービスだ。
ドコモのサービスとの大きな違いは、副回線のメールをWebメールではなく端末本体のメーラーで利用できるようにした点だ。そのため、2in1のWebメールではできないHTMLメールの送信や添付ファイルの送信にも対応する。
利用にあたっては主回線のみを利用するAモード、副回線のみを利用するBモード、両方の回線を利用するデュアルモードの3種から選択でき、切替は「発話キーの長押し」→「暗証番号入力」で行える。デュアルモード時にかかってきた電話や着信したメールは、どちらのモード宛てか分かるよう、末尾にA、Bが付加された状態で表示する。A、Bそれぞれのモードの利用時には、着メロや待受、電話帳、発着信履歴、メールなどを各モード専用のものとして利用可能。副回線は番号ポータビリティの番号を引き継げる。
なおそれぞれの回線の契約は、法人と個人で分けることができるが、別の法人や別の個人による契約には対応しない。また、主回線(A回線)と副回線(B回線)の請求書は分けられるが、副回線の請求は基本利用料と通話、メールのパケット料金のみの請求となり、Web利用時のパケット通信料やコンテンツ情報料、国際ローミング時の通話とS!メールの利用料は主回線側に請求される。ソフトバンクモバイルでは、A回線とB回線の請求を分ける利用者向けに、メールを0円から4410円の定額で利用できるB回線専用の「パケットし放題(B回線)を提供する。
夏モデルの対応機種は923SHのみで、同社では今後、対応機種を順次拡大する予定。利用にあたては登録事務手数料として1050円が必要となる。なお、B回線でホワイトプランを選択したユーザー向けには、基本使用料が通常の980円から840円に割り引かれる。
3キャリアの中で一番かわいい絵文字を――「新デザイン絵文字」
孫氏が「3キャリアの中で好感度が1位になるように」という指示を出してリニューアルしたと話すのが、「新デザイン絵文字」。絵文字が「他キャリアのものに比べてかわいくない」(孫氏)ところを改善するとともに、他キャリアに送っても化けない機能を対応端末に実装する。
対応端末には、他キャリアケータイ宛てに送信しても文字化けしない絵文字のみを集めた「他社共通絵文字モード」を搭載。絵文字の変換表を確認することなく、化けない絵文字を送れるようになった。
新デザイン絵文字の対応機種は「923SH」「921P」「825SH」「824SH」「824T」「823T」「824P」「823P」「821N」「820N」。非対応機種向けには、新デザイン絵文字を含むすべての絵文字を専用サイトで「マイ絵文字」として提供する。
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