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ドコモ「定額データプラン」の許容通信範囲拡大──TCP 1024〜65535番解放
ドコモは定額データプランの許容通信範囲を拡大。トレーディングサイト/ツールや法人向けアプリの利用ニーズに沿い、TCP 1024〜65535番を6月24日から解放する。
ドコモは6月23日、PC向けデータ通信プラン「定額データプラン HIGH-SPEEDバリュー」「定額データプランHIGH-SPEED」「定額データプラン64Kバリュー」「定額データプラン64K」におけるTCPポート 1024〜65535番を解放すると発表した。実施は6月24日から。
これにより、今まで許容されておらず、利用できなかった株価情報サイトやトレーディングツール、法人向けアプリケーション(リモートデスクトップなど)などが利用できるようになる。現定額データプランの契約ユーザーは申し込みの必要なしに実施日から利用できる。
カテゴリ | 内容 | 主なアプリケーション/サイト例 | ||
---|---|---|---|---|
メール | メール送受信(添付ファイル含む) | Outlook Express、Tunderbirdなど | ||
インターネット閲覧 | テキスト、静止画のインターネット閲覧 | Internet Explorer、Firefoxなど | 株価情報サイト、トレーディングツール | |
動画閲覧 | Flash動画、プログレッシブダウンロード型動画の一部 | YouTube、ニコニコ動画など | ||
インターネットアップロード | 画像ファイル(JPEG、GIFなど)、動画ファイル | ブログ更新など | ||
ブラウザによるファイルダウンロード(HTTP、HTTPS) | 画像ファイル、音楽ファイルなど | Napstarなど | ||
VPN通信 | IP-SEC(ESP/AH)、PPTP、SSL-VPN | |||
FTP | Webサイトへのアップロード時におけるFTP利用など | ホームページビルダー、FTP、NEXTFTPなど | ||
その他 | アンチウィルスソフトのアップデート(ノートン、ウイルスバスターなど)、Windows Update、RSSリーダー、リモートデスクトップ、企業向けアプリなど | |||
※赤字は今回の範囲拡大で対応 |
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