テクノ マセマティカルは6月23日、演算アルゴリズム“DMNA(Digital Media New Algorithm)”を採用して開発したH.264 ビデオデコーダソフトウェアが、ウィルコムの「WILLCOM 03」に採用されたことを発表した。
DMNAは、画像や音楽の圧縮伸張処理で使われているDWT、DCT、算術符号、ME、デブロッキングフィルタなどの演算処理の負荷を、因数分解や折り返し理論を活用して演算式の階層化などにより軽減し、画質や音質を損なうことなく高速処理する計算手法。DMNAを用いたソフトウェア製品は、高品質と低消費電力を両立しており、さまざまなマルチメディアフォーマットに対応している。
ソフトウェアソリューションのみで対応できることから、機器構成に影響を及ぼすことなく短期間で機能を追加できる点も、今回の採用の要因だいう。
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