日本通信は6月30日、NTTドコモの3Gネットワークを使用したMVNOサービスを提供するため、海外メーカーの3G端末を独自調達することを決定したと発表した。
同社は7月末までにドコモとの3Gネットワークの相互接続を完了する予定で、サービス開始の準備を進めている。ドコモの3Gネットワークを使用したMVNOサービスの第1弾には、ノートPCなどで使用する3Gデータ通信端末を投入する計画で、携帯電話会社が開発を主導した端末を使用するのではなく、W-CDMA用に開発されたグローバルメーカーの端末を独自に調達することになった。
同社は先頃、ZTE CorporationとUSB接続タイプの3Gデータ通信端末の調達に関する契約を締結。ドコモの3Gネットワークを使用したレイヤー3接続によるMVNOサービスの第1弾として、法人および個人向けに同端末を投入する予定だ。
同社は今後も、今回と同様の調達方法でスマートフォンや携帯電話、電子書籍などの端末を、グローバルメーカーとともに日本市場に投入するとしている。
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