レビュー
ケータイで自宅PCの動画を再生──ドコモの「ポケットU」はどこまで使える?(3/5 ページ)
ドコモのFOMA端末向け新サービス「ポケットU」が始まった。iモード経由で自宅のPCへのアクセスを可能にし、PC内にある動画や音楽データ、オフィスドキュメントを自分の携帯で再生・表示できるようになる。その使い勝手はどうか、早速導入して試した。
「P905i」で使ってみる
まずは、10Mバイトiモーションに対応する「P905i」で利用してみよう。
操作は簡単だ。iモードのiメニューからマイボックス→ポケットUの順に選択していくと、接続先──つまりポケットUソフトをインストールした自分のPCの一覧が表示される。あとは画面に従ってPCに保存指定あるデータを選択するだけだ。
動画や音楽データは“iモーションデータ”として内蔵メモリやmicroSDにダウンロードする仕組み。ダウンロード中のストリーミング再生も行える。オフィスドキュメントはPDFデータに変換され、端末のPDFビューアで閲覧可能。静止画ファイルはすべてJPEGデータに変換され、iモードブラウザでそのまま表示できる。
自宅PCの動画ファイルを携帯で再生。大きなサイズのデータは端末それぞれのiモーション上限サイズに合わせて分割される。H.264再生に対応するP905iでは、ポケットU側でもH.264に変換するためか(PC内コンテンツにもよるが)かなり画質がよいものを視聴できる
ダウンロードしたデータは端末に保存できる。データにはコンテンツ保護が施され、再生期限も決められてしまうようだが再生期限は2年半以上先なので、実質的な不便はおそらくない(個人ユーザーであれば、おそらく機種変更するであろう時期)。なお、同一機種において内蔵メモリとmicroSD間の移動も可能だ
音楽データを再生。PC側のフォルダ構造がそのまま一覧に反映される。例えばiTunes Musicフォルダを登録フォルダに含めると、アーティスト一覧/アルバム一覧/曲一覧といった階層構造になる。音楽データも“iモーション”として再生する仕組みで、動画データと同様にコンテンツ保護が施される
画像データを表示。一覧画面にサムネイルが表示される。再生はブラウザ上で行え、写真データのダウンロード保存も可能。なお、こちらはiモードメールに添付できることからも分かるようにコンテンツ保護は施されない
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