ビックカメラは8月12日から、全国27店舗で使用済みケータイの回収・リサイクルを開始すると発表した。
回収・リサイクルは、希少金属の回収や不正利用の防止を目的に行うもので、同社は実施にあたり、電気通信事業者協会と情報通信ネットワーク産業協会が構築した「モバイル・リサイクル・ネットワーク」に参加。通信キャリアと連携し、情報セキュリティに配慮して回収や資源回収、再利用を行う。
回収の際には個人情報を確実に消去するため、端末を破砕処理し、回収後の端末は信頼できるリサイクル事業者が資源の回収と再利用を行うとしている。
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