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笑っちゃうほど何もないシンプルカメラ、ピントの合う範囲が独特──「iPhone 3G」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/6 ページ)

“おまけ”とか“しょぼい”とも言われるiPhone 3Gのカメラ機能だが、実際のところはどうか。いくつかのシチュエーション別に撮った作例を中心に、改めて使い勝手や特有の「クセ」、ケータイ宛てに写真を送る方法などをチェックしていく。

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作例 iPhone 3G

 ではいつもの黄色い象のすべり台から。モーションセンサーで縦/横の向きを自動で検出するので、両方撮ってみた。

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黄色い象のすべり台 横向き
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黄色い象のすべり台 縦向き

 発色がかなり違う。実はこの構図、オートホワイトバランスの色調整がなかなか難しいもの。だからカメラの性能を見るための作例としていつも使ってるわけである。

 よく見ると、すべり台にはピントが合っているが、その後ろのブランコが少しぼけているのが分かるだろうか。もう1つ、他機種の作例より写っている範囲が少し狭いが、それはiPhone 3Gのカメラのレンズがあまり広角でないことを意味する。おそらく40mmから45mm相当くらいではなかろうか。

 続いて、あずまやも同様に縦と横で。

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あずまや 横向き
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あずまや 縦向き

 このようなナチュラルな絵柄だと発色もなかなかきれいで、固定フォーカス型にしてはディテールもしっかり出ている。これを見るとカメラの実力は、それほど低くはないと思える。

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青空と白い煙突

 ただ、このように青空が多い遠景だとくすんでしまう。この辺は普及クラスケータイのカメラレベルになり下がる。

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位置情報を使うか否か(写真にGPSタグを埋め込むかどうか)を選択できる

 ちなみに、この青空と煙突の作例はGPS情報を付加して撮った。「位置情報サービス」を有効にしておけば自動的に写真へ位置情報を記録できる(初回起動時にGPS情報を利用するか否かを選択する)。

 この作例のGPSタグをExifリーダーなどで見ると、すごいことになっている。はるか太平洋の沖で撮ったことになっていた(笑)。ソフトウェアバージョン 2.0.1時点では経度の記録に問題があり、日本では東経と西経が逆に記録されてしまうようだ。いずれバージョンアップで修正されると思うので、今のバージョンで位置情報付き写真を撮る人はご注意を。(追記:ソフトウェアバージョン 2.1でしっかり修正された)

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Google Earthで見るとこんな場所に
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東経と西経が間違っているだけなので「位置情報」を手動で正しく書き換えてみた

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