ネットスターは8月27日、同社が推進している2008年度フィルタリング普及啓発に関する5つの取り組みを発表した。
同社は、インターネット関連の主要8団体やフィルタリングソフトメーカー各社と共同で行う普及啓発活動に加え、携帯電話向けフィルタリングについては、国内の全通信事業者向けにフィルタリング用URLリストを提供する企業の立場から、携帯キャリア各社と連携して普及・啓発活動に注力する。
具体的には、携帯フィルタリングで使われるネットスターのフィルタリング用カテゴリ分類リストの内容について、保護者の持つ疑問の解消に役立つ専用Webサイトを開設したほか、携帯向けフィルタリングの仕組みを解説したリーフレットを制作し、関連セミナーなどで保護者向けに配布している。また、地方自治体などが実施する情報モラル教育の指導者層向け教育講座などの運営に協力する。
さらに家庭でのインターネットの利用状況について調査を行い、保護者向けに結果を広く公開し、同時に「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」をヤフーと共同で設立。学識経験者の研究活動を積極的に支援するなどの活動を、積極的に展開する予定としている。
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「青少年ネット規制法」が参院で可決・成立した。法律では「犯罪や自殺を誘引する情報」「著しく性欲を興奮させる情報」などを有害情報として例示。フィルタリングソフト・サービスの普及を促している。
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