エンターモーション、第三者割当増資で1億6128万円調達――サービスラインアップを強化

[ITmedia]

　エンターモーションは9月2日、第3回目となる第三者割当増資を実施したことを発表した。

　同社はモバイルメディア構築ASPサービス「Media Magic2.0」を主力とするモバイルベンチャー企業。モバイル広告市場やWeb2.0関連市場向けに事業を展開するための製品開発とサービスラインアップ拡充を目的に、第三者割当増資を実施した。第三者割当増資で1億6128万円を調達し、増資後の資本金は2億6989万円となっている。

　今回の割当先は伊藤忠商事、ツタヤオンライン、日商エレクトロニクス、ヤマハミュージックメディアの4社で、伊藤忠商事とは新規ソリューション開発、Media Magic2.0の販売協力など、共同ビジネスを推進する。そのほか伊藤忠商事が出資するグループ会社や出資会社に対し、モバイルメディアやクーポンサイトなどの構築支援を行う。

　ツタヤオンラインとは、モバイルサイトの開発、キャンペーンサイトの構築などの複数分野でアライアンスを構築。両社の強みを生かした事業関係を検討する。日商エレクトロニクスとは、同社が展開するサーバソリューションを活用し、エンターモーションのサーバコストの効率化を図り、SaaS型ビジネスモデルの共同展開を推進する。さらにヤマハミュージックメディアとは、同社が保有するコンテンツを利用したモバイルサイト構築を進め、レーベル各社から許諾を受けた着うたの一般サイトへのASP配信提供ビジネスを推進するという。