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第2回 特徴的なタッチUI「TouchWiz」の操作性を検証現地版「OMNIA」レビュー(1/4 ページ)

Samsung電子の「OMNIA」は、“TouchWiz UI”と呼ぶタッチユーザーインタフェースが大きな特徴。端末を指先やスタイラスペンで直感的に操作できるこのTouchWiz UIの使い勝手はどうか。入手した現地版OMNIAでじっくり検証する。

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photo 感圧式タッチパネルのため、指先以外にもスタイラスペンや爪での操作も可能だ。付属のスタイラスペンは外付け式。キャップをはずして利用する

 Samsung電子製のハイエンド端末「OMNIA」(SGH-i900)は、発話や終話など必要最低限の物理キーしか備えない。ほとんどの操作を3.2インチのタッチパネルディスプレイで行う。

 そのため、OMNIAにはSamsung電子が開発した「TouchWiz UI」と呼ぶ独自のタッチパネルユーザーインタフェース(UI)を搭載する。画面に表示されるボタンやアイコンを押す、なぞるなどの指先操作でビジュアル的かつ直感的に操れ、これが“OMNIAらしさ”を示すアイデンティティになっている。

 TouchWiz UIでは、主に以下の操作が可能だ。

  • シングルタップ
  • ダブルタップ
  • ドラッグ&ドロップ
  • 画面を上下、左右にスライド

 シングルタップとダブルタップは、マウスのシングルクリックやダブルクリックに相当するもの。画面のアイコンやダイアログボックスをタップして操作する。ドラッグ&ドロップはアイコンやファイルの移動などに使い、スライドは指を上下/左右に動かして画面をスクロールする際などに用いる。

 これら操作は、同じくタッチパネルディスプレイを搭載するiPhoneと似通っている。ただOMNIAは、iPhoneの静電容量方式とは異なり、感圧式のタッチパネルを採用するので、指先以外にスタイラスペンや爪などでも操作できる。感圧式のタッチパネルでよく知られる機器はニンテンドーDS。例えば爪の長い女性でも爪の先で画面をタップできるといったメリットがある。

 特にOMNIAはWindows Mobile搭載のスマートフォンであり、各アプリケーションや設定画面などではWindows Mobile OSの細かいダイアログボックス操作などが頻繁に発生する。(これはこれで、日本で発売するにあたってはデメリットと感じるが)。そのため、指先で操作しにくいときはスタイラスペンに持ち替えて操作するといったことも可能だ。

 OMNIAには、ストラップホールに付けておける(釣り竿のように伸縮する)ロッド式スタイラスペンが付属する。キャップを外すと中にあるペン先が伸びて使いやすい長さになるというもの。外観は細身にしたリップスティックのような形状で、化粧品のようにも見える。この外付けスタイラスペンは韓国メーカーのタッチパネル搭載端末では最近流行するようだ(PRADA Phone by LGにも似たものが付属していた)。

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画面を下から上へスライドさせると、タスク切り替え画面が表示される。電話をかける場合はソフトキーが表示される
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