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携帯操作、“声”でもっと簡単に──KDDI、ローカル動作型音声認識機能を開発
KDDIは、従来の機種に搭載していた通信を併用して行う音声認識機能を拡張し、携帯端末内のみで動作する端末搭載型音声認識機能「声de入力 ローカル音声認識タイプ」を開発した。
KDDIとKDDI研究所は9月25日、au携帯内で動作する端末搭載型音声認識機能「声de入力 ローカル音声認識タイプ」を開発したと発表した。
声de入力 ローカル音声認識タイプは、端末とサーバに分散して音声認識機能を配置する分散型の「声de入力」(現au携帯に搭載)を拡張し、端末のみで動作するように設計された音声認識機能。サーバ装置に実装する音声認識処理プログラムを端末内に搭載可能となるよう最適なサイズとリソース容量に設計した。これにより、従来は端末処理能力の制約から数十単語ほどしか認識できなかった単語数が数千語に拡大し、サーバ処理と同程度の認識性能も備えた。
同機能の搭載により、端末を音声で操作──例えば携帯に搭載する機能やアプリを声で呼び出したり、音声でアドレス帳検索やダイヤルなどをストレスなく行えるようになる。
声de入力 ローカル音声認識タイプは、9月30日から開催する「CEATEC JAPAN 2008」(2008年9月30日〜10月4日)のKDDIブースで展示される。
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