バッテリー駆動が可能な3G対応無線LANルーター「PHS300」、コミューチュアから発売
コミューチュアは10月23日、無線LAN機器をHSDPAネットワークに接続できるWi-Fiルーター「PHS300」の販売を開始した。別途イー・モバイルの「D02HW」か「H11T」をUSB接続して利用する。
コミューチュアは10月23日、無線LAN機器をイー・モバイルのHSDPA網を利用してインターネットに接続できるWi-Fiルーター「PHS300 Mobile WiFi AccessPoint」の販売を開始した。価格は1万9800円。同社の直販サイトで申し込みを受け付けており、11月1日以降に配送する。
PHS300 Mobile WiFi AccessPointは、IEEE802.11b/g対応の無線LANルーターで、WAN側にUSB経由でイー・モバイルのUSBモデム「D02HW」や東芝製音声端末「H11T」を接続することで、無線LAN対応機器をインターネットに接続できる。付属のバッテリーで、およそ1.5時間程度の駆動ができ、コンセントが確保できない場所でも無線LAN接続できるのが特徴だ。バッテリーは交換もできる。PHS300には最大16台の無線LAN機器が接続可能なので、複数人で共用したり、複数台の機器で利用することも可能だ。
コミューチュアは、CRADLEPOINTの正規販売代理店となっており、日本国内での販売とサポートを受け持っている。PHS300は、コミューチュアが日本国内における特定無線設備の技術基準適合証明等および端末機器の技術基準適合認定等を取得しており、電波法・電気通信事業法の問題もクリアされている。
なお、型番の“PHS”は、開発元の米CRADLEPOINTの商品名、Personal Wi-Fi Hotspotから取ったものと思われ、日本のPHS(Personal Handyphone System)とは何ら関係はない。日本では、登録商標の関係で、正式な製品名がPHS300 Mobile WiFi AccessPointとなっている。
交換用のバッテリー「PHS300 1800mAh Battery」(2750円)や、車のシガーライターソケットから電源を供給する「Automotive Adaptor for PHS300」(2750円)、専用ケース「Soft Travel Case for PHS300」(1650円)といったPHS300専用のオプション品も、コミューチュアのWebサイトから購入可能。配送料は全国一律735円で、支払い方法は代金引換のみとなっているので、代引き手数料が420円かかる。
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