音声端末経由のPCデータ接続が定額対象に――秋冬モデルの3機種から
KDDIは、音声端末とPCなどをつないでネットにアクセスする「PCデータ接続」について、一部機種からの利用を定額対象とすることを発表した。トラフィック制御機能を備える秋冬モデル3機種で利用でき、上限1万3650円でEZwebやEメール、PCサイトビューアー、PCデータ接続が使い放題になる。
KDDIは10月27日、音声端末とPCなどをつないでネットにアクセスする「PCデータ接続」について、一部機種からの利用を定額対象とすることを発表した。これまでPCデータ接続の定額プランはデータ通信専用端末のみに適用されていたが、音声端末でも利用可能になる。
対応端末は、トラフィック制御機能を備えた「Woooケータイ W63H」「EXILIMケータイ W63CA」「AQUOSケータイ W64SH」の3モデル。定額プランのダブル定額ライト、ダブル定額、パケット割WINミドル、パケット割WINスーパーの4つのプランについて、対応機種限定でPCデータ接続の上限1万3650円を設定する。
これにより対応3モデルのユーザーは、データ通信専用端末を購入する必要なく、定額で音声端末をPCデータ接続に利用できるようになる。
定額の対象となるのはPC、PDA、カーナビなどを接続した際のデータ通信で、海外での利用には非対応となる。また、対象端末以外のモデルで接続した場合も定額の対象外となるため、注意が必要だ。
なお、音声端末を利用したPCデータ定額については、「1ページ300Kバイト程度(+D Mobileのトップページは320Kバイト程度)のWebページを快適に閲覧できる通信速度を想定して提供」(KDDI広報)するとし、回線混雑時に大容量のデータを送受信した場合には、通信速度が制限される。また、一定時間内に大量のデータを送受信した場合には、切断する場合もあるという。
同サービスの対応プロバイダはau.NET、au one netなどのPacketWIN/PacketOne対応プロバイダ。定額の開始時期は、対応端末の発売時を予定している。
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