写真で解説する「Nokia N82」(2/2 ページ)
ノキアの「Nokia N82」はカールツァイスレンズ+キセノンフラッシュ搭載の500万画素カメラを搭載し、エンターテイメント機能に大きくフォーカスしたコンパクトな“ヨーロピアンデザイン”のストレート端末。ソフトバンクモバイルの型番ではなくノキアオリジナルの型番で展開するが「X02NK」に通じる高い機能を備える。
Nokia N82の注目機能の1つであるカメラ。裏面にレンズカバーを備え、レンズカバー開けるとカメラも連動して起動する705NKやX02NKと同様の分かりやすい操作性を実現する。本体右側面にシャッターキーがあり、横向きに構えるデジカメスタイルで利用することも可能。さらにレンズカバーを閉じるとカメラも終了する。
説明員によると、撮像素子とレンズそのものはX02NKと共通だが、ソフトウェアのリファインでさらに高画質な絵に仕上げられるようになったとのことだ。X02NKのカメラはかなりよいできだった(カメラレビュー参照)ので、今回のNokia N82もかなり期待できそうだ。このほか、よくあるケータイカメラに備わるLEDのフォトライトでなく、パッと光る普通のデジカメと同じキセノンフラッシュを搭載し、普通のデジカメと同様の使い勝手も実現するのもポイントだ。発表会場にはNokia N82で撮影した写真を大判印刷したものが展示されており、そのできのよさをアピールしていた。
Nokia N82で撮影したものを印刷した写真が発表会場に展示されていた。四つ切程度に引き伸ばされていたが、これを見た感じでは“普通のコンパクトデジカメで撮影したものと大きく変わらない”と思えるほどの良好の画質だった
OSはSymibian OS/S60 3rd Editionを採用し、X02NKとほぼ同じ機能を搭載。デザインやメニュー構成もほぼ同じである。このため、X02NKからストレートボディになり、メディア再生ボタンや赤外線ポートを省略した機種と考えてもほぼ差し支えなさそうだ。UPnP機能やBluetoothでのワイヤレス音楽再生(A2DP)などもサポートしており、マルチメディア機能はかなり充実している。このほかFlash Liteのバージョンは3.0で、標準でFlash Videoの再生もサポートする。
このほか、X02NKと同様にmixi連携機能(写真付日記のワンタッチアップロード、mixi風独自画面テーマ、mixiへのブックマーク追加)やNAVITIME(国内地図表示)など、国内向け機能を搭載する。
このほか、各種オフィスドキュメントを表示できるQuickOfficeやPDFビューワを備え、メールクライアントは「S!メール」のほかにPOP3/IMAP4にも対応する。さらには使い勝手のよさで定評のあるフルブラウザも搭載しており、高機能なスマートフォンとしても十分といえるほどの機能を備える。
機種名 | Nokia N82 |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約50×112×17ミリ |
重さ | 約114グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約190分、GSM:260分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約210時間、GSM:約225時間 |
カメラ | 有効500万画素CMOS、AF+カールツァイスレンズ+キセノンフラッシュ |
外部メモリ | microSD |
内蔵メモリ | 約100Mバイト |
メインディスプレイ | 約2.4インチ QVGA(240×320ピクセル)TFT液晶 最大1677万色表示 |
サブディスプレイ | ── |
主な機能 | SMS/MMS(新絵文字対応)、ミュージックプレーヤー、世界対応ケータイ、HSDPA、PCサイトブラウザ、PCメール(Nokia独自サービス)、GPSナビ(Nokia独自サービス)、新絵文字、無線LAN、FMラジオ、ロケーションタギング、YouTubeアプリ、ダウンロードメニュー ほか |
ボディカラー | ブラック、ホワイト |
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