iPhone 2.2アップデート開始──絵文字やGoogleストリートビューなどに対応
アップルが11月21日、iPhone用の最新ファームウェア「iPhone 2.2 Software Update」の配布を開始した。2.2では、新たに絵文字に対応したほか、Googleストリートビューへの対応、Podcastの直接ダウンロード機能の提供、メールの強化、Safariの安定性向上などが行われている。
アップルは11月21日、iPhone用ファームウェアの最新バージョン「iPhone 2.2 Software Update」をリリースした。iPhoneをiTunesに接続し、更新ファイルを確認すると最新ファームウェアをダウンロードできる。ファイルサイズは246.4Mバイト。
バージョン2.2では、10月30日にソフトバンクモバイルから発表があったとおり、日本では必須と言われていた絵文字に対応し、絵文字入りメールの送受信が可能になった。マップ機能を強化し、Googleストリートビューが利用可能になったほか、噂にもあったとおり公共交通機関や徒歩を利用した経路情報の検索にも対応。ピンをドロップした位置の住所を表示したり、メールで位置情報を共有したりできるようになっている
また、これまでiTunes経由でしかダウンロードできなかったPodcastが、無線LANや携帯電話ネットワーク経由でダウンロード可能になっている。そのほかメールのフェッチに関する問題を一部修正したほか、横幅の長いHTMLメールの可読性を向上。Safariの安定性とパフォーマンスの向上、通話着信時のエラーや回線切断の発生頻度減少、ビジュアルボイスメールのメッセージ音質の向上なども図られている。
アプリを多数インストールしている人に便利な改善点として、ホーム画面表示時にホームボタンを押すと、第1画面に移動する機能なども用意した。文字入力時の自動修正機能をオフにする設定も新たに実装されている。
なお、iTunesのバージョンも、同日8.0.1から8.0.2に上がっている。
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