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RIMが業績予測を下方修正――タッチスクリーンBlackBerryの遅れで
景気後退とBlackBerry Storm投入時期の遅れなどにより、売上高が当初予想を下回る見通しだ。
カナダのResearch In Motionは12月2日、同社の第3四半期(9〜11月期)の業績予想を下方修正し、売上高が27億5000万〜27億8000万ドルにとどまる見通しだと発表した。従来予想は29億5000万〜31億ドルだった。前年同期比では65%増となる見込み。1株利益も81〜83セントと、従来予想の89〜97セントを下回るとしている。
売上高の下方修正の理由として、その3分の1は為替差損によるとしている。そのほかの要因として、米国での景気後退と同四半期中の製品投入時期変更の影響による現行製品の出荷台数の減少を挙げている。
同四半期中に新たに獲得したBlackBerry加入者数は260万人になる見込みで、これも予想の290万人を下回るが、前年同期比では57%の伸びとなっている。
発売は予定より遅れたものの、同四半期に発売したBlackBerry Stormは好調で、ここ数週間は記録的な加入者増となっているという。
同社の第3四半期決算発表は、12月18日を予定している。
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