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調査リポート

「視聴料がかかる」という誤解も――ワンセグを利用しない理由

アイシェアが、ワンセグ利用に関する実態調査の結果を発表。ワンセグ端末保有者の半数超がほとんど利用しておらず、その理由は「外出先で見ようと思わないから」が最多となった。また、少数ながら「視聴料がかかる」と誤解している人もいるようだ。

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 アイシェアは12月5日、「ワンセグに関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月18日から20日まで、同社の無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に実施したもので、有効回答数は419人。

 同調査によれば、回答者のうちワンセグ対応の携帯利用者は43.2%、非対応の携帯利用者は56.8%。ワンセグ対応携帯の利用者にワンセグ機能の利用状況を聞くと、「よく利用している」は6.5%、「たまに利用している」が38.1%で、利用している層は合わせても44.8%だった。一方「あまり利用していない」は23.2%、「ほとんど利用していない」は32.0%にのぼり、性別、年代を問わず半数以上が「利用していない」と回答した。

 対応機種でありながらワンセグを利用していないユーザーに、「利用しない人が多い理由」を複数回答形式で聞いたところ、「外出先で見ようと思わないから」が32.0%、「電池を消耗するから」「電波が弱いから」がそれぞれ30.0%、「家のテレビで見るから」が28.0%と、ほぼ同程度で並んだ。「視聴料金がかかると思うから」との回答は2%となっている。

 ワンセグを利用者に「利用しない人が多い理由」を推測してもらったところ、「電池を消耗するから」が69.1%と突出しており、40代では81.5%に達した。以下「電波が弱いから」が37.0%、「家のテレビで見るから」が34.6%、「外出先で見ようと思わないから」「画面が小さいから」「受信エリア外だから」が20%台。実際には不要にも関わらず「視聴料金がかかるから」という回答も16.0%にのぼり、女性では24.2%と、非利用者の「利用しない理由」とは異なる傾向が見られた。

 さらにワンセグ非対応の携帯利用者に「利用しない人が多い理由」を推測してもらうと、58.8%が「電池を消耗するから」、45.0%が「外出先で見ようと思わないから」となり、これに「家のテレビで見るから」「画面が小さいから」が30%台で続く。さらに「視聴料金がかかると思うから」と回答した人は15.1%となった。

 アイシェアでは、ワンセグには「電池の消耗が気になる上に、費用がかかる」というネガティブイメージが、少なからずあるようだとまとめている。

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