フリースケール、携帯機器向け3軸デジタル加速度センサーを発表

[ITmedia]

　フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは12月17日、携帯型電子機器のモーション検知機能を強化する3軸デジタル加速度センサー、「MMA7456L」を発表した。

　同社のMEMS（Micro-ElectroMechanical System）技術をベースとするMMA7456Lは、低消費電力によるモーション検知を小型パッケージで実現した加速度センサー。デジタル出力を備えており、アナログデジタルコンバータを追加する必要ないため、柔軟なボードレイアウトが可能になるという。また、システムのプロセッサに直接接続することで、システムの通信を簡素化できる。

　機能面では、人の動きに反応したモーションシグネチャ検出とパルス検出を行い、それに基づいてデバイスの入出力を制御できる。傾きスクロール、ゲームコントロール、ジェスチャー認識、指先ミュートなど、さまざまなモーション検知機能を実装し、盗難保護や落下検知、GPSの補助などのモーションベースアプリケーション機能もサポートする。

　MMA7456Lはすでに出荷を開始しており、1万個購入時の1個あたりの参考価格は2.70ドル。