第1回 かゆいところに手が届く――「デスクトップショートカット」を試す:「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」ロードテスト(3/3 ページ)
ソフトバンクモバイルのハイエンドモデル「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」は、タッチパネルを搭載したことで、操作性が大きく向上した。ロードテストの第1回では、待受画面からさまざまな機能やデータを呼び出せる「デスクトップショートカット」の使い勝手を検証する。
ショートカット設定せずに歩数計や壁紙設定を素早く起動
待受時に電源キーを短押しすると、デスクトップショートカットやウィジェットが画面から消え、代わりに(歩数計で記録した)当日の歩数が画面上部に表示される(もう1度電源キーを押すとデスクトップショートカット画面に戻る)。この歩数をタッチすると歩数計が表示され、歩数や歩行時間などの記録を確認できる。
なお、この歩数表示の待受画面では、左右にフリックしてシートを変えたり、待受画面を長押ししてシート切り替えやシートロックの設定を呼び出すといったことはできない。
もう1つ覚えておきたいのが、待受画面から簡単に壁紙を変更できる操作だ。先述のとおり、待受画面を長押しすると、シート切り替えやシートロック設定ができるサブメニューが表示される。このサブメニュー内の「壁紙変更」を選べば、メインメニューをたどらずに壁紙を変更できる。
待受画面のアイコンを説明――ショートカットにもなる「ステータスタッチ」
タッチパネルならではの機能として活用したいのが「ステータスタッチ」だ。画面上部のピクトアイコンが並んだエリアをタッチするとステータスタッチが起動し、各アイコンが拡大表示される。ここで各アイコンをタッチすると、アイコンの説明が表示されるので、取扱説明書などを確認しなくても簡単にアイコンの内容を把握できる。
マナーモードやアラーム、バッテリメーターなど、アイコンから直接それぞれの機能にアクセスすることもできる。未読メールがあるときは、メールアイコンをタッチすると受信ボックスにアクセスできる。
筆者がよく使うのは「お天気アイコン」のステータスタッチだ。お天気アイコンをタッチすると、最新の天気予報のページが現れる。お天気アイコンそのものからも天気予報や降水確率は分かるが、天気予報のページでは「今日はこのままグズグズ天気。時々冷たい雨が降ってきます」といった、その時々の詳細な天候と気候情報が分かるので重宝する。
通常、この天気予報のページを見るには、メインメニューの「エンタテインメント」→「S!情報チャンネル/お天気」→「お天気アイコン」→「天気予報」と5階層目までアクセスする必要があるが、ステータスタッチを利用すれば2タッチで済む。
ステータスタッチは待受時はもちろん、ほかの機能の使用中にも利用できる。例えばメール使用時にステータスタッチでアラームを起動した場合、「マルチジョブ」としてメールとアラームが同時起動した状態になる。この2つの機能は、画面下部の左から3つ目のアイコンをタッチすると切り替わる。
次回は、物理キーやモーションセンサーを使ったショートカットに触れたい。
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