Sony Ericssonは1月16日、2008年度第4四半期および2008年度通期の連結業績概要を発表した。
同四半期の同社携帯電話販売台数は2420万台と、前四半期と比較して6%、2007年同期と比較して21%減少した。売上高は、前四半期比では為替変動の好影響で4%増加したが、2007年同期比では23%減の29億1400万ユーロとなった。前年同期比での売上高の減少は、世界的な景気後退による需要減少の影響としている。
同社は2009年度下半期には、年間ベースで約3億ユーロの営業費用削減効果の実現を見込んでいる。また、追加で年間ベース1億8000万ユーロの営業費用削減効果を見込むコスト削減施策に着手しており、2009年末以降にその効果が実現するものと予想している。
同四半期には「Xperia X1」、8Mピクセルカメラを搭載したサイバーショット携帯「C905」、音楽配信サービス「PlayNow plus」が事業に貢献。12月にはOpen Handset Alliance(OHA)への参加も発表し、現在、Androidを採用した携帯電話を開発中としている。
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