“全部入り”がさらに進化――8M CCDカメラ+NEWサイクロイドスタイルの「AQUOSケータイ 932SH」
全部入りの2008年夏モデル「AQUOSケータイ 923SH」の後継機種として登場する「AQUOSケータイ 932SH」は、800万画素CCDカメラを搭載し、新たにモバイルウィジェットや3Dゲームにも対応。AQUOSケータイの象徴であるサイクロイド機構も一新した。
ソフトバンクモバイルのAQUOSケータイとしては7機種目(世代は6世代目)となる「AQUOSケータイ 932SH」。全部入りモデルの「AQUOSケータイ 923SH」から機能を継承しながら、Newサイクロイドスタイルを採用し、8MピクセルのCCDカメラやモバイルウィジェット、3Dゲームに対応するなど、さらなる進化を遂げた。
932SHは、AQUOSケータイの象徴ともいえるサイクロイド機構を一新した「NEWサイクロイド機構」を採用。これまでのAQUOSケータイは、ディスプレイ部の上にヒンジ部が重なっていたが、932SHはディスプレイ部がヒンジを包み込み、ディスプレイとヒンジが一体化。これにより、本体を閉じた状態の背面とディスプレイ部の“段差”がなくなり、通常の折りたたみ端末と同じくフラットな背面を形成する。
機能面ではカメラが大きく進化した。シャープが2008年秋冬モデルから採用した800万画素CCDカメラを932SHにも搭載。高感度と低ノイズを実現するCCDと画像処理エンジン「ProPix」に加え、笑顔フォーカスシャッターや振り向きシャッター、ISO2500の高感度撮影にも対応し、高品質な静止画を撮影できる。
ワンセグは世界初の「ダブル・ワンセグ」。チューナーを2個搭載し、2番組の同時視聴に加え、視聴中の裏番組録画も可能になった。横画面では左右2分割、縦画面では上下2分割で2番組を同時に表示でき、1番組を画面右下に子画面として表示することもできる。ディスプレイはフルワイドVGA(480×854ピクセル)の3.3インチNewモバイルASV液晶を採用し、スピーカーには臨場感あふれる音を再現する「バーチャル5.1ch対応3スピーカー」を搭載。サラウンド環境でワンセグを楽しめる。
このほかに、モバイルウィジェットと3D対応ゲームにも新たに対応。モバイルウィジェットは「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」と同じく、待受画面の4つのシートに登録できる。また、「よしもとにゅーす」のウィジェットをプリセットする。メールの最大送信サイズが従来の300Kバイトから1Mバイトに拡張されたのも特筆すべき点だ。
タッチパネルには非対応となるが、光TOUCH CRUISERとモーションセンサーを備えており、直感的に操作できる。このほか、3Gハイスピード(下り最大3.6Mbps)、世界対応ケータイ、Bluetooth、PCメール、S!GPSナビなど、ソフトバンクの現行サービスにはもれなく対応する。
機種名 | AQUOSケータイ 932SH |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約50×109×18ミリ |
重さ | 約140グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約250分、GSM:230分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約350時間、GSM:320時間 |
ワンセグ連続視聴時間 | 4時間45分 |
カメラ | AF・手ブレ補正付き有効800万画素CCD |
外部メモリ | microSDHC(別売、最大16Gバイト) |
メインディスプレイ | 約3.3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル) 1677万色NewモバイルASV液晶 |
サブディスプレイ | 約1.1インチ(48×32ピクセル)2行全角4文字有機EL 白色1色 |
主な機能 | ワンセグ、Bluetooth、赤外線通信、世界対応ケータイ、3Gハイスピード、PCサイトブラウザ、PCメール、S!電話帳バックアップ、S!GPSナビ、S!情報チャンネル、S!速報ニュース、S!タウン、S!ともだち状況、S!一斉トーク、デコレメール、マイ絵文字、新絵文字、着うたフル S!ミュージックコネクト、電子コミック、モバイルウィジェット、Wナンバー、着デコほか |
ボディカラー | クリアブラック、ホワイトシルバー、シャンパンゴールド、ベリーピンク |
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