フィンランドのNokiaは2月11日、ユバスキュラにある研究開発施設を閉鎖し、研究開発機能を残る4カ所(タンペレ、オウル、サロ、ヘルシンキ)に集約すると発表した。またサロの工場では人員を削減し、生産を縮小することも明らかにした。
ユバスキュラでは主に携帯端末の開発とマーケティングを行ってきたが、今後徐々に縮小し、年内に閉鎖する予定。製品ポートフォリオを縮小して生産数が減少したため、また研究開発のコスト削減と効率アップを図るためとしている。これにより約320人の従業員が削減される。
また市場の需要減退を受け、サロ工場の生産規模を縮小する。約2500人の従業員のうち、20〜30%を一時的にレイオフする。
さらに同社は、グローバルサポート部門で約60人、新規事業サービス部門で約30人を削減するとしている。
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