第2回 マルチタスクは利用できる?――「OMNIA POP 931SC」:「OMNIA POP 931SC」の“ここ”が知りたい
これまでのSamsung電子端末は、ほかの操作中にWebやメールを利用できる「スイッチバー」を搭載していたが、フルタッチ仕様の「930SC OMNIA」や「OMNIA POP 931SC」はスイッチバーは搭載していない。931SCではスイッチバーの代わりとなるマルチタスクを利用できるのだろうか。
質問:マルチタスクには対応しているのか
3Gケータイは、同時に起動した2つ以上の機能を切り替えて使用できる「マルチタスク」に対応した機種が多いが、「930SC OMNIA」はマルチタスクに対応しておらず、「OMNIA POP 931SC」では復活したのかという質問が多く寄せられた。残念ながら、931SCもマルチタスクには対応しておらず、メールを見ながら(終了せずに)Webサイトやアドレス帳を見る、といったことはできない。
「PHOTOS 920SC」や「805SC」「708SC」など、以前のSamsung電子製端末では、同時に起動できる機能はメールやWebなどに限られるが、「スイッチバー」からマルチタスクを利用できた。フルタッチ仕様になってユーザーインタフェースが変わったとはいえ、OMNIAでもマルチタスクは対応してほしいところだ。

写真左が「920SC」、右が「708SC」。OMNIAより前のSamsung電子機種は、専用キーから呼び出せる「スイッチバー」を使ってメールやYahoo!ケータイ、メディアプレーヤーなどを(ほかの機能の)操作中に呼び出せた質問:ほかの操作中に届いた新着メールをすぐに読めるか
Yahoo!ケータイやPCサイトブラウザ、ワンセグなど、ほかの操作中にメールが届いた場合、画面上部にメールの差出人がテロップで表示され、ここをタッチするとメールを確認できる。メールを読み終わったてから終話キーを押すと、メール受信前の画面に戻る。ただし、アドレス帳やカレンダー、アラームなどの起動中にメールを受信すると、画面上部にテロップは現れるが、タッチして直接メールにアクセスすることはできなかった。
なお、差出人のほかに件名も表示したり、テロップ表示をオフにすることもできる。



ほかの機能の利用中にメールを受信後、画面上部に表示された差出人の名前をタッチすると、メールにアクセスできる(写真=左端、左中、右中)。アドレス帳やカレンダーの利用時は、メールのテロップは表示されるがアクセスはできない(写真=右端)質問:モバイルウィジェットには対応しているか
931SCはソフトバンクモバイルの公式サービスとして提供中の「モバイルウィジェット」には対応していないが、独自のウィジェット機能を搭載しており、ショートカットとして活用できる。ウィジェットに設定できる機能は、時計、カレンダー、予定リスト、アラーム、メモ、お絵かきアニメ、フォトアルバム、ミュージックプレーヤー、データフォルダ、カメラ、ボイスレコーダーなど端末に搭載されているものに限られる。
ウィジェットの設定は、待受画面の左側にある「ウィジェットバー」から、使いたいウィジェットアイコンを待受画面にドラッグ&ドロップすればよい。ウィジェットを設定できる待受画面は「A」と「B」の2種類が用意されており、ウィジェットは各画面に17種類まで設置できる(ウィジェットバーに登録できるウィジェットも17種類まで)。ウィジェットは重ねて設置できるが、使い勝手を考えると、ある程度絞った方がいいだろう。
ウィジェットバーに登録するウィジェットは「ウィジェット設定」から決められる。設定できるウィジェットは最大17種類なので、よく使う機能を優先させたい。



待受画面に表示された「A」「B」のタブをタップすると、画面が切り替わる。AとBどちらも、利用できるウィジェットバーは同じ。よく電話やメールをする相手のトップ3を表示するウィジェットや、ミュージックプレーヤーの操作ができるウィジェットもある(写真=左端、左中)。画面左下の三角形をタップすると、ウィジェットバーが現れる。ここから目当てのウィジェットを指やスタイラスペンでドラッグ&ドロップすれば、待受画面に設置できる(写真=右中、右端)。


ウィジェットは重ねて設置してもよいが、(下に隠れていても)選択したウィジェットが上に表示されるので、小さいアイコンのウィジェットが大きいアイコンのウィジェットに隠れてしまうこともある(写真=左端、左中)。1度待受画面に登録したウィジェットを左側にドラッグ&ドロップすれば、ウィジェットバーに戻せる(写真=右中、右端)。質問:スピーカーはステレオか
931SCは、ディスプレイ上部のレシーバー(受話口)がスピーカーを兼ねている。スピーカーはモノラル。
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