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圧倒的によくなったカメラ性能――「iPhone 4」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
iPhone 4のカメラは、絵作りが根本的に変わり、大きな画質向上を果たした。これは画素数が300万から500万に上がったことよりも大きな変化で、iPhone 4のカメラは他のケータイと比べても十分満足行くレベルに仕上がっている。
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iPhone 3GSとiPhone 4で撮り比べる
iPhone 3GSのカメラとiPhone 4のカメラは何が違うのか。大きく分けて3つある。
1つはシャープさ。3GSのカメラはディテールがもやっとしていたけど、iPhone 4はシャキッとしてる。だからよりメリハリがある写真を撮れる。
2番目は露出。3GSでは構図内に輝度が高い(明るい)部分があるとそれに引きずられる格好で、全体が露出アンダーになる(つまり、部分的に明るい所があると、そのせいで全体が暗く写る)傾向があった。だから、暗部を持ち上げて明るさを調節するアプリにニーズがあった。だが4ではそれがかなり改善された。
3番目は高感度での撮影に強くなったこと。
逆に、iPhone 4には新たな弱点が出てきた。
CMOSセンサーの特性なのかiPhone 4の画像処理の問題なのかは分からないが、白熱灯系の色温度が低い場所はやや苦手なようだ。
iPhone 4でいろいろ撮ってみる
ではそれ以外の写真をざっと見ていこう。
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