iOS版Google検索のアップデートで「Google Now」が利用可能に
iOS版Google検索がバージョン3.0.0にアップデートされ、Android 4.1以上で利用できるパーソナルアシスタント機能「Google Now」がiPhoneおよびiPadで利用できるようになった。
米Googleは4月29日(現地時間)、iOS版のGoogle検索アプリをバージョン3.0.0にアップデートした。これにより、Android版に昨年6月に搭載されたパーソナルアシスタント機能「Google Now」が、iPhoneおよびiPadでも利用できるようになった。
Google Nowは、ユーサーが1つのGoogleアカウントで利用したGoogleカレンダー、Google検索やGoogleマップでの検索履歴、ナビゲーション履歴、位置情報などの個人データに基づいて、“ユーザーが必要とする情報を必要なタイミングで自動的に”表示する。例えば端末の位置情報を有効にしていると、その地域の天気予報や過去に検索した目的地までの所要時間などが表示される。
アップデート後にGoogle検索を起動すると、Google Nowについての説明動画が表示され、ナビゲーションにしたがって幾つかの設定を終えると、検索画面の下にカード状の情報が表示される。設定で位置情報の利用を許可すれば、天気予報カードが表示される。
Google Nowは、Android版はAndroid 4.1(コードネーム:Jelly Bean)以上のOSでしか利用できないが、iOS版はiOS 5.0以上に対応なので、現行のほぼすべてのiOS端末で利用できる。ただし、アポイントの通知カードはiPhoneの「カレンダー」ではなくGoogleカレンダーの情報に基づくので、「カレンダー」をメインに使っている場合はGoogleカレンダーと同期した方がいいだろう。
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「Google Now」はさまざまなユーザーデータを利用して、“ユーザーが必要とする情報を必要なタイミングで自動的に”表示するJelly Beanの新機能だ。