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写真で解説する「DIGNO R 202K」世界最軽量であ〜る(1/2 ページ)

幅60ミリのボディに4.3インチのHD液晶を搭載した“世界最軽量”の防水・防塵スマホ「DIGNO R 202K」。スマートソニックレシーバーや進化した省エネ機能など、高い実用性が特徴だ。

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 京セラの「DIGNO R 202K」は、ソフトバンクモバイル向けでは初めてとなる“DIGNO”ブランドの端末。おさらいになるがDIGNOとはポルトガル語で「価値がある」という意味で、「ユーザーにとって価値ある存在でありたい」という思いが込められているそうだ。

photophoto 「DIGNO R 202K」。カラーはターコイズグリーン、ブラック、ピンク、ホワイト

 DIGNO R最大の特徴は94グラムというボディの重さ。これは防水対応のスマホとして世界最軽量(4月1日現在、ネオマーケティング調べ)だという。ちなみにソフトバンクの2013年夏モデルで一番重いのは158グラムの「ARROWS A 202F」(このほか“測定中”の機種もあり最重量が更新される可能性はある)、他キャリアの夏モデル全体を見通すと「ARROWS NX F-06E」の163グラムが最も重い。ディスプレイサイズや対応する機能・サービスが違うため一概に比較できないが、100グラムを超える端末が多いなか、少しでも軽い機種が欲しい人には注目の1台だろう。

photophoto DIGNO R 202K(ターコイズグリーン)の正面(写真=左)と背面(写真=右)。全体的にスッキリとしたフォルム
photophoto 上面に3.5ミリのイヤフォンジャックがある(写真=左端)。底面にはストラップホールと通話用マイク、Micro USB端子をレイアウト(写真=右)。いずれもキャップレスで防水に対応する
photophoto 端末の左側面にSIMスロット(写真=左)。右側面に電源ボタンとボリュームキーがある(写真=右)。周囲のシボ加工っぽいモールドは、デザイン上のアクセントに加えて滑り止めの目的もあるとか

 ボディは幅60ミリと、こちらも最近のモデルのなかでは数値が小さく、片手で扱いやすいサイズ感だ。軽くスリムなボディにはマグネシウム合金などの軽量材料が使われており、また独自のシミュレーション技術によってスマートフォンに求められる筐体強度も満たしたという。デザインは手になじむラウンドフォルムを採用した。実機を手にするとその軽さとコンパクトさはもちろん、しっかり感も伝わってくる。表面は指紋が付かないマット仕上げなのもポイントが高い。

 そのボディに搭載するディスプレイはサイズが約4.3インチで解像度はHD(1280×720ピクセル)表示のTFT液晶で、京セラ製スマホではおなじみになりつつあるスマートソニックレシーバーも搭載している。液晶パネル全体が振動して音を伝えるため、受話スピーカーの位置を気にすることなく通話でき、周囲が騒がしい場所でも声が聞き取りやすいのが特徴だ。

photophoto ディスプレイ上部(写真=左)に、通知ランプと近接センサー、インカメラ(有効32万画素CMOS)を搭載。パネル全体が振動するスマートソニックレシーバーのため、受話用のスピーカーがない。背面に800万画素のメインカメラと赤外線ポート、フォトライト、FeliCaチップ、外部スピーカーがある(写真=右)
photophoto ホーム/戻る/メニューキーはスクリーン内に表示するタイプ(写真=左)。バッテリーは内蔵式で交換は修理扱いになる(写真=右)

 防水性能はIPX5/IPX7に準拠し、さらにIP5Xの防塵性能も備えた。ただし、プロセッサーは1.5GHzデュアルコアのMSM8960で、ROM(ストレージ)が16Gバイト、RAMは1.5Gバイト。バッテリーは容量が1800mAhで内蔵式となっている。スペックがやや控えめなのは、このサイズのボディで防水・防塵を実現するためと、想定ユーザーがハイスペックモデルを求める層と違うためだろう。

 通信面では下り最大76Mbpsの「SoftBank 4G」(AXGP)に対応し、もちろんテザリングも行える。カメラはメインカメラが有効800万画素CMOS、インカメラが有効32万画素CMOSを搭載。標準のカメラアプリではHDR撮影のほか、一眼レフのような背景ぼかし撮影、笑顔を認識するスマイルシャッター、連写、オートブラケット撮影など、多彩なメニューを備えた。

photophotophoto カメラアプリのユーザーインタフェース

 サービス面ではおサイフケータイと赤外線通信、ワンセグに対応するが、ワンセグは端末単体では視聴できず、付属のアンテナ(イヤフォンケーブルを延長するタイプのもの)が必要になる。また外部メモリスロットがないため、microSDを使う場合は、これまた付属のMicro USBアダプターを介することになる。この辺の“割り切り”も、ボディサイズや軽さとの兼ね合いとみていいだろう。

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