調査リポート
MMD、職場での私用スマートフォン利用実態を調査――会社側のリスク対策実施率は2.8%
MMD研究所が「第2回 職場での私用スマートフォンの利用実態調査」の結果を発表。80%以上が個人でセキュリティ対策をする一方、会社側で対策をしているのは2.8%に留まった。
MMD研究所は、「第2回 職場での私用スマートフォンの利用実態調査」の結果を10月2日に発表した。
今回対象としたのは、私用スマートフォンを業務で利用している20代〜40代のビジネスパーソン1002人。期間は8月19日〜8月22日の4日間。
これによると、私用スマートフォンの業務利用による業務効率アップなどの効果を感じたのは71.5%。利用している業務情報の上位は「社内の連絡先情報」(73.1%)、「お客様や取引先の連絡先情報」(48.8%)、「業務スケジュール」(47.4%)となっている。
私用スマートフォンに対し、何らかのセキュリティ対策を行っているのは全体の80.7%で、具体的な対策内容として挙がったのは「パスワード・画面ロックを設定している」(61.1%)、「セキュリティソフトを入れている」(40.3%)、「リモートで遠隔ロックができる契約をしている」(19.0%)など。また、紛失経験は「ある(あとで見つかった)」が15.7%、「ある(あとで見つからなかった)」が4.8%となっており、合わせて20.5%が紛失した経験を持つという。
私用スマートフォンを業務で利用する際のリスク対策について、会社側では「必要性を感じる(28.1%)」「どちらかといえば感じている(35.5%)」と回答し、すでに会社側で対策をしている」と答えたのは2.8%に留まった。
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