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「全機種がドコモの顔だ」──冬春モデルは控えめに「おすすめ3機種」 独自のニュースキュレーションも(1/2 ページ)

ドコモ冬春モデルはシャープ、富士通、ソニー端末を「おすすめ3機種」に指定。ただ販促のトーンは「ツートップ」よりも弱めで、幅広いラインアップをアピールしていく。独自のニュースキュレーションサービスを搭載した新UIも。

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左から石原さとみさん、加藤社長、渡辺謙さん、堀北真希さん

 NTTドコモが10月10日に発表した冬春モデルは、スマートフォン10機種とタブレット1機種などをラインアップした。うち、シャープの「AQUOS PHONE ZETA」、富士通の「ARROWS NX」、ソニーの「Xperia Z1 f」の3機種を「おすすめ3機種」に位置づけ、販売促進費を重点投入する。

 ただ夏モデルの「ツートップ」と異なり、「おすすめ」以外の機種にも一部の割引を適用するなど、“おすすめ推し”はツートップ時よりもトーンダウン。「スマートフォン全機種がドコモの顔だ」と加藤社長は話し、端末のバリエーションの広さを強調する。

 スマホ・タブレット新機種には、ユーザーの興味に応じたニュースが届く独自のキュレーションサービス「マイマガジン」などを備えた新UI「LIVE UX」も搭載。ウェアラブル端末として、韓国Samsung Electronics製のスマートウォッチ「GALAXY Gear」も発売する。

「おすすめ」は実売1〜2万円 おすすめ以外にも割引

 冬春モデルのスマートフォンは、バッテリー容量の強化や通信速度などが売り。全機種で実使用時間2日間以上(1日あたりWeb閲覧など約40分、メールや電話を約20分、ゲームや動画、音楽を約15分、その他を約5分の計80分利用)を確保したほか、受信最大150Mbpsの高速通信に対応した。

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おすすめ3機種。左からAQUOS PHONE ZETA、ARROWS NX、Xperia Z1 f

 「おすすめ」に選んだのは、5.0インチのIGZOディスプレイを搭載したシャープの「AQUOS PHONE ZETA」、見やすく省電力なディスプレイ「WhiteMagicディスプレイ」と3200mAhバッテリーを搭載し、3日間の実使用時間を確保した富士通の「ARROWS NX」、独自の連射機能など高機能なカメラを備えたソニーの「Xperia Z1 f」だ。

 3機種は、「色や画面の大きさ、防水機能、電池持ちなど、お客様がお求めになる観点から選んだ」という。「はじめてスマホ割」「ありがとう10年スマホ割」の両割引に対応し、「実売1万円〜2万円程度」(加藤社長)で販売。ツートップ時より機種数を1つ増やすことで「選択のバラエティを確保し、いろんなものをお選びいただけるようにしたい」と加藤社長は話す。

 ツートップ戦略では、ツートップ以外の端末の販売が大きく落ち込み、NECやパナソニックの個人向けスマホ撤退の引き金にもなった。その反省からか、今回はおすすめ機種以外にも「はじめてスマホ割」を適用するほか、おすすめをアピールするテレビCMの予定もないなど、ツートップ時よりもプッシュの姿勢がトーンダウン。端末バラエティの豊富さをアピールしていく。

「GALAXY Gear」などウェアラブル端末も

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GALAXY JとGALAXY Gear

 Samsung製端末は、ペン操作に対応したファブレット「GALAXY Note 3」、日本オリジナルデザインの「GALAXY J」の2モデルを展開。両モデルと連携した腕時計型端末「GALAXY Gear」も10月17日に発売する。

 さらに、睡眠時間や歩数などを計測・記録できるリストバンド型計測機器「ムーヴバンド」を活用した健康管理サービスをスタートするほか、CEATECではスマートメガネ「インテリジェントグラス」も展示するなど、ウェアラブル端末の展開もじわりと進めている。

 ただ加藤社長は、ウェアラブル端末に慎重な姿勢も。「先端的な方は使うだろうが、普及するかはまだまだ難しい。メガネをかけない人がグラスタイプの端末を着用するか、腕時計にこだわる人が時計型端末を着けるかなどいろいろある。普及するかどうかはこれからじっくり見極めたい」

 フィーチャーフォンの新機種2機種も、1年ぶりにリリースした。「ドコモは今後も、iモードケータイ(フィーチャーフォン)の新機種を提供し続ける」

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