小さな小さなスマートフォン「SmartGear49」で「CDレコ Wi-Fi」が使えるか試してみた(1/2 ページ)
ギーク心をくすぐる腕時計型のガジェット。今回はスマートウォッチ“フォン”「SmartGear49」の実力を、アイ・オー・データ機器「CDレコ Wi-Fi」で試してみた。
ヒーローものの特撮やアニメなどで、主人公と味方がやりとりする際に使用する腕時計型の通信機器。オトコノコであれば、その未来感に一度は憧れたことがあると思う。もちろんオンナノコの中にもそういう人はいるに違いない。
腕時計型ガジェットで通信をする、写真を撮る、音楽を聞く、録音する――21世紀となった今、それが実現しつつある。ANYYOUONが販売している「SmartGear49」も、そんな未来を感じさせるデバイスの1つ。47(幅)×55(高さ)×15(奥行き)ミリ、重さ約120グラムのボディは腕時計にしてはやや大きめだが、SIMロックフリーのスマートフォンとしてはほかにはない小ささ。搭載しているOSはAndroid 4.4で、電話、カメラ、ブラウザ、ファイルマネージャー、録音ツール、ミュージックアプリなどがプリインストールされているなど、れっきとした“スマホ”だ。またAndroid端末なのでGoogle Playから好みのアプリをインストールすることもできる。
音楽を聞くとき、普段はスマートフォンにBluetoothまたは有線のヘッドフォンを組み合わせている人でも、SmartGear49にBluetoothヘッドフォンもしくはイヤフォンという組み合わせができれば、ウェアラブルのみで、より身軽に出かけられるのではないだろうか。
ミュージックコンテンツをスマートフォンに取り込むには、Google Playや音楽配信サイトから購入する方法もあるだろうが、手持ちのCDという資産も活用したい。CDを取り込む(リッピング)にはPCを経由するのが一般的だが、最近ではCDドライブを搭載していないPCも登場している。そうなると、PCに外付けCDドライブとスマートフォンを接続して……と大げさになってしまう。手軽な方法はないものだろうか。
手軽に音楽を取り込める「CDレコ Wi-Fi」
スマホだけでCDから音楽を取り込みたい。そんな需要に応えるのが、アイ・オー・データ機器「CDレコ Wi-Fi」だ。形は一般的な外付けCDドライブだが、iOS/Android向けの「CDレコ」アプリを使って、PCレス、ケーブルレスでCDからスマートフォンに音楽を取り込めるという。
ただし、CDレコ Wi-Fiサイト内の対応端末一覧にSmartGear49は掲載されていない。まずはアプリがないと始まらないので、インストールできるか試してみた。通常のAndroid端末のようにGoogle Playにアクセスし、CDレコアプリを検索、インストールしてみたところ、すんなりと完了した。
続いて、SmartGear49とCDレコ Wi-Fiを接続してみる。接続方法はもちろん無線LANで、デバイス同士で直接通信するアドホックモードか、すでにあるルーターを経由するインフラストラクチャーモードの2種類から選べる。
自宅などにWi-Fi環境がある場合はインフラストラクチャーモードでの利用がおすすめ。Wi-Fi環境がなければアドホックで直接連携させることになるが、スマートフォンがインターネットに接続されていないとCDデータベースからアルバムや曲情報を取り込めない。小さい画面で、後から一曲ずつ入力する手間のことを考えれば、インフラストラクチャーモードで接続した方が楽だろう。
ということで、普段使用しているルーターとCDレコ Wi-FiをWPSで接続すれば準備は完了だ。後は、取り込みたいCDをCDレコ Wi-Fiのトレイに挿入し、SmartGear49のCDレコアプリを起動。「CDを取り込む」をタップすれば、ネット上のデータベースにつながり、アルバムや曲情報を自動的に取り込んでくれる(アルバム情報が複数ある場合は選択する必要がある)。
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