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Windows 10スマホ「NuAns NEO」をXperiaマニアが買って使ってみた一目ぼれは正解だったか(1/4 ページ)

今までXperiaシリーズを使い続けてきましたが、Windows 10 Mobile搭載スマートフォンの「NuAns NEO」は一目ぼれして買ってしまいました。ファーストインプレッションをお届けします。

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異色のWindows 10 Mobileスマホに一目ぼれ

 最初に断っておきますが、筆者はソニーモバイルコミュニケーションズから「Xperia」の新モデルが出れば、無条件で欲しくなるほど重度の“Xperiaオタク”です。しかしそんな筆者が一目ぼれして、お披露目された当日に脊髄反射のごとくポチッとオンラインで先行予約してしまったスマートフォンがあります。

 それがWindows 10 Mobileを搭載したトリニティ初のスマートフォン「NuAns NEO」です。2016年1月31日に出荷が始まり、筆者の手元にも届きました。

NuAns NEOの背面
2016年1月31日に発売(出荷)されたWindows 10 Mobile搭載スマートフォン「NuAns NEO」。筆者が選んだのは落ち着いたカラーですが、背面カバーはカラーと素材を自由に交換できます(詳しくは後述)
NuAns NEOの外箱
ものすごくオシャレなパッケージに入って手元に届きました。3つの箱には、NuAns NEOの本体(CORE)と、背面の上下に分かれるケース(TWOTONE)がぞれぞれ入っています。製品を取り出したら、そのまま貯金箱として使えるのがユニークです

 トリニティという会社名を聞くと、「スマホのアクセサリーでお世話になっているなー」という印象が強かったのですが、そのデジタルデバイスグッズ製品ブランドとして確立されている「NuAns(ニュアンス)」から、初のスマートフォンとして生まれたのがWindows 10 Mobileを搭載した「NEO(ネオ)」となります。

 普通はスマホの新モデルが出ると、「すぐにスペックはどうだろう?」と中身のハードウェアが気になるところですが、NuAns NEOはまずその外観に心を奪われしまいました。

スマホアクセサリーのメーカーらしい魅力的な外観

 NuAns NEOの構造は、メインとなるスマホ本体を「CORE(コア)」と位置付けて、純正ケースの選択肢を豊富に用意することで、利用スタイルや好みに応じてケースの組み合わせを柔軟にチェンジできるのがウリです。

 本体の背面にくっついて外装になるカバー「TWOTONE」は、上下の2ピースに分かれていて、上下のカラーや素材を組み替えて楽しめます。TWOTONEは上下で8種類ずつ用意され、64種類もの組み合わせが可能です。

 また、手帳タイプのケース「FLIP」は、2つのカードポケットと大きめの収納ポケットを備えるほか、横向きの状態でスマホスタンドになる工夫もあります。FLIPも8種類のバリエーションから選べます。

 しかも、ケースの外装はただのカラーの違いではありません。手の触れる部分が、東レの「ウルトラスエード」、クラレの「クラリーノ」、ゼロワンプロダクツの「テナージュ(ナチュラルウッド)」といった具合に、素材の質感が味わえます。これにより、皮革製品や天然木製品のような温かみがスマホに加わるのも魅力です。

 実際、Webサイトの注文画面でどれにしようか悩んで決めたときよりも、手元に届いて触ったときの手触りでたまらなく幸せな気分になりました。

カバーのバリエーション
上下の2ピースに分かれたカバーのTWOTONEは、組み合わせのバリエーションで個性を出せるのが魅力です。スマホの画面まですっぽり覆う手帳型カバーのFLIPもあります
ウルトラスエードとクラリーノ
筆者のチョイスしたカバーはTWOTONE。トップカバーにダークグレーの「ウルトラスエード」、ボトムカバーにブラックの「クラリーノ」を組み合わせてみました。カバーはいつでも追加して、見た目をガラっと変えられます
カバーの着脱
トップカバー、ボトムカバーの取り付けはシンプルに、本体(CORE)にひっかけるようにはめ込むだけで、しっかりと固定されます。取り外しも簡単です

 NuAns NEOに限らず、よく筆者もスマホ本体を保護するためにカバーを付けるのですが、デザインの調和を追求していないせいか、カバーを付けた途端、せっかくの本体の美しさが半減してしまうなんてことがよくあります。

 その点、NuAns NEOのTWOTONEカバーはよくできていて、本体の側面までグルっと覆うラウンド形状になっているので、完全にボディーの一部になりながら、いつでも取り外して替えられるという安心感もあり、美しい外観のまま心地よく使えます。

 長く使っていて、少し飽きてきたと思えば、外装を変えるだけでリフレッシュ。スマホ本体はそのままなので面倒なデータ移行などが必要なく、まるで新モデルを使っている気分になれることでしょう。この辺りは、さすがスマホのアクセサリーを熟知してるトリニティの強みが発揮されています。

 そして、これから先々にはもっとケースのバリエーションが増えるという期待もありますし、背面カバーの3Dデータを公開してくれているので、自ら3Dプリンタでカバーを作ってしまうこともできるのです。もうこうなると、3Dプリンタまで欲しくなってしまう勢いで、着地点を見失いそうになってしまいます。

コーディネイト
NuAns NEOは、いつも持ち歩くノートPCや身の回りのものと、コーディネイトしたり、カラーや素材で遊べたり、という要素があるだけで、持ち運ぶのがまた楽しくなります

スマホ本体とケースのすき間にICカードが入るシアワセ

 それから個人的に相当ツボだったのが、スマホ本体となるCOREの背面にわざわざくぼみを設けていて、ここにICカードを格納できるところです。つまり、SuicaやPASMOなどのICカードを格納した状態で、出っ張ったりせずにケースが取り付けられるようになっています。

 筆者はあまりにも頻繁にスマホ本体を買い替えるので、おサイフケータイを登録するのが面倒になっていて、電車に乗るときはもっぱらICカード型のSuicaを使っているのですが、それこそフリップ型ケースの横に差し込んで利用していました。

 それがNuAns NEOなら、本体内にカードを直接格納できてしまうのです。なんて便利なのでしょう。もちろん、SuicaではなくnanacoのICカードを入れておいても、そのままおサイフケータイよろしく決済できてしまいます。これまた限定モノのカードに弱く、幾つも収集してしまう自分としてはドストライクなギミックです。

 ちなみに手帳型のFLIPケースを選べば、この本体内のICカード以外に、複数枚のカードをケース側に収納できます。

本体の背面
スマホ本体の背面に、あえてくぼみを設けることで、ICカードを載せるスペースができています
ストラップホール
アクセサリーメーカーの製品らしく、ストラップホールもきちんとあります。機能的にかつオシャレに使いこなせます

 レビューするつもりが、一向にスマホ本体の話に入っていきませんが、それくらいに見た目の威力が大きいということです。特にスマホはいつも手にしているものなので、外観のこだわりは重要ですよね。

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