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もしFacebook上で自殺をほのめかす友人がいたら

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 昨今話題となっている過労死問題。厚生労働省は「過労死等防止対策白書」をまとめるなど、国としてもこの問題に取り組んでいるところではありますが、Facebookもユーザーの自殺を防止するべく、世界中で自殺防止ツールを提供しています。これは日本でも利用できるので、どのような機能か見ていきましょう。

Facebookの自殺防止ツール
Facebookの自殺防止ツール

 友人の投稿で、「これは不安だな」と思うものがあったら投稿の右上からメニューを開き、「この投稿を報告」を選択します。すると、「理由を選択してください」という項目が出てくるので、「Facebookに載せるべきではないと思う」→「脅し、暴力的、または自傷行為をほのめかすものである」→「自傷行為または自殺」と選択を進めます。そうすると、具体的に友人に対してどのようなアクションを起こしたらいいか選択肢が表示されますので、適切なものを選択しましょう。

「Facebookに載せるべきではないと思う」「脅し、暴力的、または自傷行為をほのめかすものである」 投稿右上の「投稿を報告」から、「Facebookに載せるべきではないと思う」→「脅し、暴力的、または自傷行為をほのめかすものである」を選択
「自傷行為または自殺」を選択具体的なアクションが表示 次に、「自傷行為または自殺」を選択すると、具体的なアクションが表示されます

 このように報告された友人側には、ログイン時にご自身の事を心配している人がいることを伝える画面が表示され、信頼できる友人にメッセージで相談することができます。また、冷静でいられない場合に備えて相談メッセージのテンプレートも用意されています。

報告された側は信頼できる友人にメッセージで相談できる
報告された側は信頼できる友人にメッセージで相談できる

 他の選択肢として、「いのちの電話」や「東京自殺防止センター」の相談窓口が表示され、適切な窓口に相談できるようになっています。

「いのちの電話」や「東京自殺防止センター」の相談窓口を表示
「いのちの電話」や「東京自殺防止センター」の相談窓口を表示

 その他、ユーザーのメンタルヘルスを支えてくれるヒントやアドバイス情報が表示されます。

 友人の報告が誤解である場合にはもちろんこれらをスキップできますが、念のためアドバイスにしたがい、ジョギングなどに取り組んでみるのもいいかもしれません。

取り組みやすい気分転換のアドバイスも
取り組みやすい気分転換のアドバイスも
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