街中のフリーWi-Fiなどアクセスポイントに自動接続するサービスを提供するタウンWiFiは12月21日、接続自動化の一部の仕様を変更したと発表した。
今回の変更では、Wi-Fi提供事業者ごとに自動化レベルを変えられるようにしたという。背景には10月に物議をかもしていた、セブンイレブンのWi-Fiスポット「7SPOT」への対応の件がある。
以前のタウンWiFiでは、Wi-Fiスポットへの接続はアプリ側で完全に自動化しており、Wi-Fi提供事業者の利用規約などがユーザーにリンクでしか表示されない状態だった。
(追記:当初「一切表示されない」と表記していましたが、タウンWiFiから「リンクの表示は行っていた」との説明を受けたため、文言を変更いたしました)
事業者側がユーザーとの同意なしでの接続を認めていない点や、サービスへの会員登録にタウンWiFiが発行したメールアドレスを使い、サービス側の広告がユーザーに届かないこと、これらの仕組みがユーザー側から見えず周知もされていないことなどが問題視されていた。
これらの問題点を解消するため、タウンWiFiは以下の点を変更した。
- (対応が必要な事業者の場合)利用規約の同意、仮会員登録の部分はユーザーが手動で行うようにする
- 自動化される部分やそのフローをタウンWiFiの利用規約で表示する
- タウンWiFiが発行したメールアドレスへの事業者からのメールをメッセージ欄に表示する
1番目の変更についてはまず7SPOTで適用される。タウンWiFiの代表取締役である荻田剛大氏は「ユーザー様にはもちろん、事業者様にもメリットのあるサービス作りを続けていきたい」と今後の方針を明かしてくれた。
関連記事
- 「利用者の声の見える化をしたかった」 街中のWi-Fiに接続できる「タウンWiFi」の大量リプライ騒動
- 東京メトロ、2016年度から地下鉄車両内でのWi-Fi提供を開始
6月には駅構内のWi-Fiサービスを全駅に拡大。 - 「電解水素水」と「水素水」は別物? 販売元に取材してみた
「電解水素水」と「水素水」は違うそうです。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.