HAPSモバイル、Facebookの南アフリカ実証飛行デモンストレーションに参加
ソフトバンクの子会社であるHAPSモバイルは、成層圏通信プラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」事業の普及・発展を目指し、Facebookと協力。その一環として、Facebookが南アフリカで実施したHAPSの実証飛行デモンストレーションに参加した。
ソフトバンクの子会社であるHAPSモバイルは8月13日、Facebookが行った成層圏通信プラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」の実証飛行デモンストレーションに参加したことを発表した。
HAPSモバイルとFacebookは、HAPS事業の普及・発展を目指して協力。HAPSを通して山岳部や離島、発展途上国といった通信ネットワークが整備されていない場所・地域へ安定したインターネット接続環境を構築するというビジョンを共有している。
今回の実証飛行はその一環として、Facebookが南アフリカ共和国のオーツホーンで実施。地上から4kmの高度を飛行する小型航空機へFacebookが開発した高度な通信システムを搭載し、10月にエジプトで開催される「WRC(World Radio Conference:国際無線通信会議)-19」でHAPS向けに標準化が見込まれている26GHz/38GHz帯の電波を利用して行った。
小型航空機に対して地上のゲートウェイからインターネット通信用の電波を発信し、ペイロードを経由して地上の別の場所に位置する端末で電波を受信できるかを実証。今後HAPSの技術を活用すれば通信ネットワークが整備されていない場所や地域に対し、通信事業者が通信ネットワークを提供できる可能性を提示した。
両社は「ITU(International Telecommunications Union:国際電気通信連合)」が開催するWRCでの標準化活動で、HAPSが利用する周波数の標準化や法整備を目指し、今後も協力していく。
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