カメラが進化し5Gモデルも登場 しかしGoogleアプリは非搭載――「HUAWEI Mate 30」シリーズ詳報(4/4 ページ)
Huaweiが新たなフラグシップスマートフォン「Mate 30」シリーズを発表した。新型プロセッサ「Kirin 990」を搭載し、カメラ機能も強化されているが、気になる点もある。詳報をお伝えする。
ポルシェデザインの「Mate 30 RS」や「HUAWEI WATCH GT2」も発表
Mate 30 Proの派生モデルとして発表されたPORSCHE DESIGIN Mate 30 RSは、背面がレザー仕上げで、ブラックとレッドの2色が用意される。メモリ12GB+ストレージ512GBという構成で、価格は2095ユーロ(約25万円)となる。
その他、世界で300万台以上出荷された「HUAWEI WATCH GT」の後継モデル「HUAWEI WATCH GT 2」も発表された。
Huaweiがウェアラブル向けに開発した「Kirin A1」チップを搭載し、電力効率やBluetoothの接続性能などが向上。46mmモデルと42mmモデルが用意され、46mmモデルは前モデルから性能を向上させつつ、最大14日間の電池持ちを実現していることがセールスポイント。価格は46mmモデルが249ユーロ(約3万円)から、42mmモデルが229ユーロ(約2万7000円)からとなる。
欧州では10月から発売する予定だが、日本発売は未定となっている。しかし、HUAWEI WATCH GTは日本でも販売されているので、GT 2も日本で発売される可能性は高いだろう。
さらに、Huaweiの新機軸のデバイスとして4Kスマートテレビ「HUAWEI Visioon」も発表された。AI対応で、5.1チャンネルのサウンドシステムも搭載。55型、65型、75型の3サイズが用意される予定だが、発売時期や価格は未定。商品の展示も行われなかった。
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