ニュース
レジに並ばずに買い物できる 富士通がスーパー実店舗にスマートPOSアプリ導入へ
富士通は、来店客がスーパーマーケットのレジに並ばずスマホだけで買い物ができるスマートPOSアプリ「USMH公式モバイルアプリ」とその基盤システムを共同開発。11月からスーパーマーケットのカスミへ順次展開していく。
富士通は、10月21日にユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)と共同開発したスマートPOSアプリ「USMH公式モバイルアプリ」とその基盤システムについて発表した。
本アプリにはスマートフォンのカメラを活用した購入商品登録と、キャッシュレス決済機能を搭載。来店客はアプリにクレジットカード情報を登録し、店舗で購入したい商品のバーコードをスマホで読み取って購入リストへ商品を登録すれば決済が完了する。利用者は店舗のレジに並ぶことなく決済でき、店舗従業員はレジ業務の負荷軽減が期待できるとしている。
基盤システムにはマイクロサービスアーキテクチャーを採用し、必要に応じて機能を追加できる。決済後にスマートフォンに表示されるQRコードを、サービスカウンターに設置されたQRコードリーダーへかざせば、次の買い物が可能になる。
両社はスーパーマーケットチェーンを展開するカスミでユーザビリティや機能の検証と改善をすすめ、10月21日に一部店舗で導入。11月から各店舗へ順次拡大し、2020年度以降はU.S.M.Hのグループ各社へ展開していく。今後は消費者行動の把握や分析といった機能強化も行う。
関連記事
- POSレジシステム「パワクラ」、国内外10種類のスマホ決済に対応
タスネットが提供する小売店・アパレル向けクラウド型POSレジ「パワクラ」が、国内外10種類のスマホ決済に対応。「PayPay」ほか国内の主要サービスや、「WeChat Pay」「Alipay」「VIA」も利用できるようになる。 - 飲食店専用のPOSレジ「MAIDO POS」、専用キャッシュレス決済「MAIDO PAY」を開始
まいどソリューションズの飲食店専用のPOSレジ「MAIDO POS」とSBペイメントサービスの決済サービスが連携。8月1日から専用キャッシュレス決済として「MAIDO PAY(マイドペイ)」を提供する。 - ユビレジ、60日以内の解約で返金するキャンペーン
ユビレジは、iPad向けクラウド型モバイルPOSレジシステム「ユビレジ」の申込者を対象とした「60日間返品保証サービス」キャンペーンを実施。3月1日〜4月30日までに機器を設置したユーザーを対象に、機器代金や設置費・講習費などを返金する。 - 低コストで軽減税率対策とスマホ決済を実現 レジアプリ「あっと決済」
ビジコムが、シンプルなレジアプリ「あっと決済」を3月1日に提供開始した。軽減税率対策やキャッシュレス決済へ手軽に対応できる。利用料金や月額料金はかからず、店舗側は端末代や決済手数料のみを負担する。 - ビジコムのPOSレジ「BCPOS」、3月1日から「PayPay」に対応
ビジコムのPOSレジ「BCPOS」が、3月1日からPayPayの提供するスマホ決済サービス「PayPay」に対応する。POSレジでの会計時にタッチパネルから決済手段を選択して「PayPay」を選べば、シームレスな決済が可能。店舗側は小銭の取り違えやレジの待ち時間短縮などが期待できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.