オッポジャパンが「5Gスマホ」投入意向を表明 2020年以降の「6つの取り組み」の1つとして(2/3 ページ)
オッポジャパンが、2019年の振り返りと2020年以降の展望を報道関係者に説明。その中で、同社のトウ・ウシン社長が「5Gスマホ」の国内投入を表明したが、具体的な予定については言及がなかった。
5Gによって融合する「4つのトレンド」
ヤン氏は5G時代到来に伴う今後の見通しについて、「5Gが登場することで、さまざまなデバイスとテクノロジーが接続し、デバイスとサービスの境界を打ち破り、新しいポータルや新しいアプリケーション、および新しいサービスのイノベーションを促進する。これにより、業界を超えたコラボレーションが加速し、地域や世代をも超えて文化が収束していく」と話す。
その上で、「世界の舞台に登場するにつれて、中国企業には『異なる文化の理解』『コンセンサス』『調和』の追求を通してグローバルな視点を持つことが求められる。技術的なリーダーシップは協力を可能とするが、文化と文化的統合、相互信頼によってその成功がより確かなものになる」とも述べた。
AIについても「次の10年で機械は人間のような能力を獲得し、一部の領域で人間よりも優れた性能を発揮する。しかし、機械は人間のように美を追求したり、芸術を知覚したり、私たちのようなやり方で世界を理解したりすることはできない。AIに代替されるのではなく、人間とAIが調和して機能するようになる」と話した。
こうした背景をもとに、OPPOはスマホにとどまらずスマートデバイスの開発にも注力するという。具体的には、「クラウド」と「エッジ」の両方のコンピューティング機能を備えたスマホを中心に据えて、スマートウォッチやスマートワイヤレスイヤフォンの2つにも焦点を合わせるとのことだ。
5Gのユーザー体験を最適化するため、「5G CPE(※2)」も同社のポートフォリオとして導入する。このCPEにはNSAとSAの両方をサポートする予定のQualcomm製5Gモデム「Snapdragon X55」が採用される予定だ。
※Customer Premise Equipment:「据え置き型無線ブロードバンドルーター」のこと。欧米では固定ブロードバンド回線の代替としての5Gにも期待が寄せられている
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