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コラム

2019年の生活を変えたモノ:国内外で“データ使い放題プラン”を契約してストレスフリーに

KDDIは5Gサービス開始を前にして、データ使い放題の「データMAXプラン」を投入した。実際に契約すると、本当にデータ容量に対するストレスから解放された。あまりにauデータMAXプランが快適なので、主に海外で利用しているGoogleのMVNOサービス「Google Fi」の契約も使い放題プランに切り替えてしまった。

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 2020年春、いよいよ5Gが始まる。

 個人的に5Gに期待していたのは「使い放題」のプランだった。しかし、5Gを待たずして、2019年、KDDIが使い放題の「データMAXプラン」を投入してしまった。

データMAXプラン
KDDIは2019年7月26日にデータ使い放題の「auデータMAXプラン」を提供開始。その後、10月1日に2年契約時の解約料を1000円に改定した「auデータMAXプランPro」を提供開始した。「2年契約N」適用時の料金は月額8980円(税別)

 実際に「auデータMAXプランPro」を契約してみると、本当にデータ容量に対するストレスから開放されたように思う。これまでau契約のスマホは月間10GB程度しか使っていなかった(他キャリアで契約しているスマホもあるので)。

 月間10GB程度なので、データMAXプランを契約することで、一気に毎月支払う通信料金は上がることになる。料金プランの切り替えにはかなりためらったのだが、思い切って、データMAXプランに切り替えてみたのだった。そうすると、毎月、何となく頭の隅にあった「あとデータ容量はいくら残っているのだろうか」という漠然とした不安から解消されることになった。

データMAXプラン
データ容量の上限がなくなったことで、ストレスから解放された

 ここ最近、検索などをしてもWebサイトではなくYouTube動画を見ることが増えた。また、自身でもYouTubeの動画をアップする機会が増えた。そんなときでも、データ容量を気にすることなく楽しめる。

 我が家には3歳の息子がいる。2019年、大活躍してくれたサービスが、3月からスタートしたNTTドコモの「ディズニー・デラックス」だ。息子がトイ・ストーリーやカーズなど、ピクサー作品を見まくっている。家族旅行の際も同様で、そんなときも「auデータMAXプラン」と「ディズニー・デラックス」という組み合わせがとても重宝している。

 あまりにauデータMAXプランが快適なので、主に海外で利用しているGoogleのMVNOサービス「Google Fi」の契約も使い放題プランに切り替えてしまった。Google Fiは1つの音声契約に対して複数のデータ専用SIMカードを組み合わせることができる。そのため、メインのスマホだけでなくiPadもまとめて使い放題になるので、かなり便利なのだ(月額70ドルで実際は22GBまででそれ以上の利用は速度が遅くなる)。これで日本も海外もストレスフリーで通信が楽しめている。

 2020年春に5Gが始まる。5Gの特長として「高速大容量」「超低遅延」「多数端末接続」の3つが挙げられるが、サービス開始当初は、4Gとの併用が中心で、コアも4Gをベースとしたものになるため「高速大容量」ぐらいしか提供できないといわれている。「超低遅延」「多数端末接続」はコアも5G化されてから、ようやく本格化するようだ。

 2019年、auデータMAXプランとさまざまな動画サービスを組み合わせたことで「派手さはないが、5G時代というのは、細やかなストレスの解消なんじゃないか」と思い始めた。

 現在、他社を見ると、ドコモが30GBの「ギガホ」、ソフトバンクが動画・SNSなどが使い放題だけど50GBの制限がある「ウルトラギガモンスター+」を提供している。KDDIの「auデータMAXプラン」も使い放題という触れ込みであるが、実際にはテザリングや海外ローミング時の容量にはデータ容量の制限がついている。

 つまり、2019年は各社とも「なんちゃって使い放題」であったが、2020年には5Gで「真の使い放題」に生まれ変わるはずだ。恐らく「真の使い放題」が当たり前になることで、新たなサービスも生まれることだろう。

 そういった意味で、2019年は「5G時代の先取り」ができた気がしており、2020年は「真の使い放題」でユーザーのスマホの使い方がまた深化するのではないかと、いまから楽しみだ。

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