J.D.パワーのコード決済満足度調査 PayPayは1位を維持、au PAYが2位に躍進
J.D.パワーは、3月19日に「2020年前期 QRコード・バーコード決済サービス顧客満足度調査」の結果を発表。1位は2回連続で「PayPay」、2位は「au PAY」、3位は「楽天ペイ」となった。
J.D.パワーは、3月19日に「2020年前期 QRコード・バーコード決済サービス顧客満足度調査」の結果を発表した。対象者は直近3カ月以内にQRコード・バーコード決済サービスを利用した3000人で、調査期間は2020年2月。
半年前に発表した第1回調査と比較すると、利用頻度のうち「ほぼ毎日1回以上」または「2〜3日に1回程度」利用しているユーザーの割合が前回の25%から36%に増加。複数サービスの使い分けは「キャンペーンなどでお得になるQR・バーコード決済サービスを都度選んで決済している」が前回の67%から50%に減少し、「主に利用しているQR・バーコード決済サービスでなるべく決済している」は前回の33%から50%まで増加した。また、利用できる店舗とWebサイトが「豊富である」は前回の24%から35%に増えたが、まだ半数にも満たずブランド間の差も大きいことが分かった。
今後の利用意向について「今後も続けて利用したい」という割合は「非常にそう思う」が前回の34%から44%に増加。「利用金額を増やしていきたい」の割合は「非常にそう思う」は前回の11%から13%と微増に留まっている。
顧客満足度は「キャンペーン/ポイントサービス」「決済手続き/管理」「アプリのアカウント設定」「利用できる店舗・ウェブサイト」「セキュリティ/不正利用防止対策」といったファクターで構成し、各ファクターの詳細評価項目に関するユーザーの評価を基に1000ポイント満点で総合満足度スコアを算出している。本調査で対象となった6ブランドの順位は、1位は2回連続で「PayPay」、2位は「au PAY」、3位は「楽天ペイ」となる。特に「PayPay」は「キャンペーン/ポイントサービス」「利用できる店舗・ウェブサイト」で最高評価を得た。au PAYは、2019年9月調査の6位から2位に躍進した。
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