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浸水被害をARで疑似体験 au向け「ウェザーニュース」アプリに新機能
ウェザーニューズは、8月20日にau向け「ウェザーニュース」アプリをバージョンアップ。カメラ機能を使用し、目の前の景色が浸水した状況を映し出して浸水被害を疑似体験できる「AR浸水シミュレータ」を公開した。
ウェザーニューズは、8月20日にau向け「ウェザーニュース」アプリをバージョンアップ。浸水被害を疑似体験できる「AR浸水シミュレータ」を公開した。
スマホのカメラ機能を使用し、拡張現実(AR)技術で目の前の景色が浸水した状況を映し出す。浸水の深さは画面上で10cm単位で設定でき、水流や水の色も指定できる。
ユーザーの位置情報から想定しうる最大規模の降雨で河川が氾濫した際の浸水リスクをシミュレーション可能。国土交通省が発表している洪水浸水想定区域データと照らし合わせ、現在地で想定されている浸水深を画面上に表示する。
これにより、自宅や勤務先に水が入ってきた場合、実際に何がどの程度まで浸水するのか視覚的に捉えられ、いざというときの安全確保や避難計画の検討、家財道具や商品の移動など事前の浸水対策として活用できるとしている。
本アプリはAndroid専用アプリで、起動にはGoogleのAR Core対応端末の他、auMarket版ウェザーニュースアプリとAR浸水シミュレータアプリの両方が必要だ。auスマートパス会員であれば、AR浸水シミュレータアプリはウェザーニュースアプリのメニューからインストールできる。今後、iOSや他キャリアにも広く展開していく予定。
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