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ドコモの「ミリ波5G」ってどう? 「Wi-Fi STATION SH-52A」で実力をチェックしてみた:5分で知るモバイルデータ通信活用術(2/2 ページ)
NTTドコモがミリ波(30GHz前後の帯域)を使った5G通信サービスを開始しました。10月27日現在において唯一の対応機種である「Wi-Fi STATION SH-52A」(シャープ製)を使って、その実力をチェックしてみました。
一瞬だけ公開されたドコモの「5Gエリアマップ」
ドコモの5Gといえば、5Gのエリアマップが一瞬だけ公開されるという騒動(?)がありました。
ドコモの5Gエリアは、現時点において「マップ(地図)」ではなく「地点リスト」として公開されています。ところが、「2020年10月16日時点」のエリアと「2021年2月末」「2021年5月末」のエリア化予定を示したマップに一時的だけアクセス可能な状態となり、その後再度非公開となりました。マップを公開し、それが再度非公開となった理由は不明です。
一時的に公開されたドコモのエリアマップを見ると、東京の都心部では2021年2月末から5月末にかけて、エリアを急ピッチで拡大する計画であることが伺えました。
ただし、公開してすぐに取り下げられた状況を踏まえると、テスト用のデータが表示されてしまった可能性もあります。今後の正式公開が待たれる所です
現時点ではまだまだ対応エリアが限られる5G通信サービスですが、国内で人気の高いiPhoneの新モデル「iPhone 12シリーズ」が全て5G対応したことを機に、各キャリアの5Gエリアの拡大が進むことが期待されます(残念ながら米国向けモデル以外はミリ波には非対応ですが……)。
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